卍ｼｬﾝｸｽ卍さんとモバ友になろう！
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- 2011/5/22 22:59
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- 中２の夏
ﾀﾞﾁは他中の奴に呼ばれて学校を出て行った。
俺は必死になってﾀﾞﾁを探した
なんで俺一緒に行かなかったんだろう
なんであのときのﾀﾞﾁの大丈夫だからって言葉を鵜呑みにしたんだろう
戻ってきたのは放課後…ｽﾞﾀﾎﾞﾛになって帰ってきた…
自分の無力さに嫌気がさした…
たった独りのﾀﾞﾁが救えなくてよくﾀﾞﾁって言えるよな
それからの俺はかわった
群れを造らないで一匹で行動していた
いちゃもんつけてくるｸｿﾀﾚどもを蹴散らしたり、眼があっただけで「なにがんくれてんだ？」すぐにｺﾞﾝｸﾞ鳴らして暴れまくってた
そんな喧嘩に明け暮れてた日々が続いてたとき、独りの男と知り合った。Sだ。
最初の出会いは喧嘩だった
久々の敗北を味わった俺…
だけど「一緒にくまねぇか？」
「俺、お前に負けてるし、弱い奴仲間にしてどうすんだ？」
「俺と似てるから」
喧嘩しかしてねぇのに何がわかんだ？ってチンプンカンプンだったけど、Sと組んだ。
仲間意識がめちゃくちゃ強いS…
俺がｽﾞﾀﾎﾞﾛになって帰ってきたとき
「だれにやられた？」
聞かれたけど言わなかった。
自分のｹﾂは自分で拭かないと気持ち悪いからだ。
でもSの根気強さに負け、洗いざらい全部話した。
Sは必死で、死に物狂いで俺をやった奴を探した。
その行動だけで、俺は嬉しかった…
こんな俺でも大事に思ってくれるんだって。それだけで充分だった。
だけど、別れっていうのは急にやってくる。
Sは原チャでトラックとトラックの間から出てきたところを、走行中のﾄﾚｰﾗｰにひかれてほぼ即死状態。
涙が枯れるまで…出なくなるまで、声にならなくなるくらい声を出して思いっきり泣いた…
それから、また喧嘩ばっかりやってた…
反抗期も重なり親は面倒見切れないから、親子の縁を切るまで言われた。
そのくらい荒れに荒れまくった。
そしてまた独り俺の大事な人を捕られた。
神様は存在するのか？存在するなら、なんで俺の周りのいい人たちを連れてくんだ。
俺を弟のように面倒みてくれたﾋﾛさん…
１ヶ月行方不明で見つからなかったから、気がどうかなりそうだった。
でも、そのうちひょこっと帰ってくると信じて待っていた。
………淡い期待は届かなかった。
26にもなって暴れることはできない…
でも、救える命、助けを求めている人達は大勢いる。何かしなきゃと思いﾎﾞﾗﾝﾃｨｱをした。
- 中２の夏
