灯澄さんの日記

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- 2025/6/11 12:04
- 『入梅』　～腐草為螢～
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- 2025年（令和７年）６月11日（水）
  
  ６月11日は「入梅」。
  農作業や暮らしの大切な目安とされていた雑節のひとつです。
  昔は、芒種の後の最初の壬（みずのえ)の日、立春から135日目などとされていましたが、現在は太陽の黄経が80度に達した日とされています。
  実際の梅雨入りは各地で違い、目安とされるのは気象庁の発表する「梅雨入り宣言」です。
  今年は昨日の時点で九州から北陸までが梅雨入りしました。
  
  「梅雨」の語源は、梅の実が熟す頃に降る雨だからという説が有名ですが、他にも素敵な呼び名があります。
  「卯の花腐し（うのはなくたし）」「黴雨（ばいう）」「五月雨（さみだれ）」などは、梅雨の異称です。
  「五月雨」の「さ」は田の神様で「みだれ」には水垂れという意味もあり、旧暦5月の長雨のことを指します。
  「五月晴れ」は、本来、梅雨の晴れ間のことを意味します。
  
  また、七十二候では「腐草為螢（くされたるくさほたるとなる）」になります。
  草の中から蛍が舞い、光りを放ち始める頃。
  昔は腐った草が蛍になると考えられていたそうです。
  ６月は各地で蛍の観賞イベントなども行われます。
  出かけてみてはいかがでしょうか。