☆サムサラ★さんとモバ友になろう!
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- 2012/8/20 2:00
- ウェイトレスに惚れてからの僕
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恋におちて
という映画のなかに 次のようなシーンがあった。
主人公を演じる ロバートデニーロが 大衆食堂みたいなところで友人と待ち合わせをし、一緒に昼をとるシーンだ 。
少し遅れて店に来た彼が、友人と差し向かいに席につき、 ウエイトレスにビールを注文する。
銘柄は? と彼女に聞かれたデニーロは [なんでもいいや]と答える
[おっしゃっていただいたほうが 楽なのだけど] と 仕事にうんざりしているウエイトレスは 更に言う。
[何があるの]? と彼は聞く。
それに応えて 彼女は 店で出している 何種類かのビールの銘柄を 、ひとつの長いセリフのように つなげ、ひと息に彼に伝える。
彼は その中のひとつを選び 、ウエイトレスは 微笑してさがっていく。
以上のような 短いシーンのなかで
そのときだけは 主役をつとめていたのは デニーロではなく 、そのウエイトレスだった。
そしてこのウエイトレスが じつに 風情のある たいへんにいい ウエイトレスだった。
僕はこのウエイトレスに惚れてしまったと、多少の冗談もまじえて 、いまでも自覚している。
あの映画のなかで 彼女を見てからの僕は ウエイトレスに惚れて以後の僕だ。
あのウエイトレスを演じた女優が、なんという 名前なのか 僕は知らない。
別の映画で 再び彼女に会いたいと 思っている。