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    • 2010/7/21 20:39
    • 二十歳の人が飼い始めた犬の話・・・
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    • 保健所といえば、行き場の無くなったわんこ達が、最終的に行き着く、恐ろしい流刑地として、この世界に知られている。
      集められたわんこ達は、一所に集められ、監禁され、最後の時を待つ。
      大半は、引き取り手が見つからないから、処分され、その生涯を終える。
      俺はいつもそれが狙いだ。
      集められているわんこの、できるだけ引き取り手が見つからなそうな奴を全て、ごっそり引き取って家に連れ帰る。
      そして、帰宅後、俺一人のお世話が始まる。
      俺は浴場で風呂を沸かし、浴場に連れてきたわんこをばら撒き、ウォーッと叫びながら、わんこ達の体を撫で回す。
      汚れたわんこは、獣の臭いがムンムン強烈で、俺の母性本能を刺激する。
      浴槽の中のお湯は、もうすでに丁度いい温度になっている。
      体毛の中に顔を埋める。臭ぇ。
      獣臭、アンモニア臭や、捨て犬独特の酸っぱい臭を、胸一杯に吸い込む。溜まんねえ。
      臭ぇぜ、ワッショイ! 撫で撫でワッショイ!と叫びながら、一匹ずつ優しく撫で回す。
      嗅ぎ比べ、一番獣臭がキツイやつを最初に洗う。
      そのハスキー犬には、汚物の染みまでくっきりとあり、ツーンと臭って臭って堪らない。
      そのハスキー犬は、ハスキーブームの頃に飼われ、年老いて邪魔になり、捨てられた、かわいそうなわんこなのだろうと、勝手に想像して、肩と頬に老いた顔を押し当て、思いきり抱きしめながら、わんちゃん可哀想だぜ!俺が助けてやるぜ!と絶叫し、背中をいっそう優しく撫でる。
      他のわんこは、とりあえず適温になった湯の中で暖め、可哀想なハスキー犬に湯をかけながら、ウオッ!ウオッ!とむせび泣きながら体を洗いまくる。
      そろそろ食事だ。
      俺はズンドウから餌を掬い、わんこ達の前に置いた皿の中に、思いっきり盛り付ける。
      どうだ!旨いか!好きなだけ食べていいぜ!と叫びながら盛り付け続ける。
      本当に美味しそうに食べてくれて、ムチャクチャ気持ち良い。
      ズンドウの中の餌は、わんこの腹でベトベトに消化される。
      わんこども、貴様等の命は預かったぜ!
      食事が済んだあと、首輪を付け、柔らかな毛布の上で眠りに付かせる。
      いつの日か、引き取り手が見つかるまで、一緒に暮らす。
      世の中にはそんな可哀想なわんこが数え切れないほどいるんだぜ。

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