「Φ」さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2025/6/2 6:37
- 世界は闇に包まれた。
-
- コメント(0)
- 閲覧(14)
-
-
- よくクッキーとか作る時に使う星の形した抜き型(下画像)みたいのが、あちこちに散らばっていた。
それはコスタリカの石球みたいにサイズは大小さまざまで、そこら辺に置いてあり、ずっと昔からあるようで誰もとくに気にも止めていなかった。
ある日、突然、その星の形をした抜き型から一斉に真っ黒い星が無数に飛び出して来て、あっと言う間に全天を覆った。
太陽も月もすっかり隠れてしまい、世界は完全に闇に包まれた。
しかし、他の人達はみんなそれに気付いていないのか分からないけど、とくに何の反応も示さずに普段と変わらぬ様子で日常を送っているようだった。
私はただ、その様子を眺めていた。
何十年、何百年… とにかくすごい長い時間の間は、私はその様子を眺めていたが、世界は相変わらず闇に包まれたままだし、人々は普段通りに生活していた。
「これは夢」と私はうっすらと気付いていたので、この光景を眺めているのもそろそろ飽きたから目を覚ます事にした。
目を覚ますと、目の前は真っ暗だった。
確かに目覚めたはず、もしかして現実の世界も夢のようになってしまったのか?それとも夢の世界に閉じ込められてしまったのか?
私は一瞬、焦って、部屋のドアを開けてベランダに飛び出した。
空には太陽が出ており、天気もよく、快晴だった。
「良かった、いつもの空だ」
私はホッとして、自分の部屋へ戻った。
- よくクッキーとか作る時に使う星の形した抜き型(下画像)みたいのが、あちこちに散らばっていた。