「Φ」さんとモバ友になろう!
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- 2025/4/28 5:31
- 床に落ちている箸を拾ったら…
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- 私は誰かと電車に乗って、どっかへ行こうとしていたのか、或いは家に帰ろうとしていたのか、それは分からないけど、乗り換えのためにある駅に途中下車した。
その駅の名前は忘れたけど、おそらく現実には実在しない架空の駅だと思う。
電車が来るまで30分くらいあったので、駅構内の中にある、たい焼屋さんに立ち寄った、そこは皿に具なしのミニたい焼きを盛ってアンコやチョコソースやクリームをトッピングで乗せて箸で食べると言う、ちょっと変わった趣向のようだ。
床には、この店のものと思われる箸が何本か落ちていたが誰も気にしていないようで、店の人すらも拾おうともしない様子だった。
たい焼きを食べ終えて皿を下げに行くついでに、私は床に落ちている箸を拾って、皿と一緒に返却口に置いた。
すると、近くで食器を洗っていた年配の従業員の人が「そうか、あんたは拾ってしまったんだね…。」と何やら物寂しそうな感じで呟いた。
店を出ると、そこはさっきまで居た駅とは、まったく違う見知らぬ駅だった。一緒だった人もいつの間にかいなくなっている。
でも、私はそんなことは気にせずに、2番線のホームへ向かい、電車を待っていた。
立ち食いそば屋があったので、月見そばを注文して、食べ終えたタイミングで電車が来た。
それは見知らぬ駅へと向かう電車だったけど、私は乗った。
電車に乗った時は昼間だったのに、窓から見えるのは夜の景色で空には綺麗な月が出ていた。
車内は何故か電気が付いてなく、真っ暗だった。
それから何時間、何日… とにかく長い時間、電車に乗っていたがいつまで経っても終点の駅に到着しない。
私は立ってるのもいい加減疲れたので席に座り、そのまま眠った。
そして、目覚めたのです。
- 私は誰かと電車に乗って、どっかへ行こうとしていたのか、或いは家に帰ろうとしていたのか、それは分からないけど、乗り換えのためにある駅に途中下車した。