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    • 2011/11/13 12:07
    • 招待状...①
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    • ある小学校で良いクラスをつくろうと一生懸命な先生がいた。
      その先生が五年生の担任になった時
      一人、服装が不潔でだらしなく、遅刻をしたり、居眠りをしたり
      皆が手を挙げて発表する中でも、一度も手を挙げない少年がいた。
      先生はどうしてもその少年が好きになれず
      いつからかその少年を毛嫌いするようになった。
      中間記録に先生は少年の悪いところばかりを記入するようになっていた。
      ある時、少年の一年生からの記録が目に留まった。
      そこにはこう書いてあった。
      「朗らかで、友達が好きで、人にも親切。弁口もよくでき、将来楽しみ」とある。
      間違いだ。他の子に違いない。
      先生はそう思った。
      二年生になると
      「母親が病気で世話をしなければならず、時々遅刻する」
      と書かれていた。
      三年生では
      「母親の病気が悪くなり、疲れていて、教室で居眠りをする」。
      三年生の後半には
      「母親が死亡。希望を失い、悲しんでいる」とあり、
      四年生になると
      「父は生きる意欲を失い、アルコール依存症となり、子どもに暴力をふるう」。
      先生の胸に激しい痛みが走った。
      ダメと決めつけていた子が突然、
      深い悲しみを生き抜いている
      生身の人間として自分の前に立ち現れてきたのだ。
      先生にとって目を開かされた瞬間であった。
      放課後、先生は少年に声をかけた。
      「先生は夕方まで、教室で仕事をするから、あなたも勉強していかない?分からないところは教えてあげるから」。
      少年は初めて笑顔を見せた。
      それから毎日、少年は教室の自分の机で予習復習を熱心に続けた。
      授業で少年が初めて手を挙げた時、先生に大きな喜びがわき起こった。
      少年は自信を持ち始めていた。
      六年生で先生は少年の担任ではなくなった。
      卒業の時、先生に少年から一枚のカードが届いた。
      「先生は僕のお母さんのようです。そして、今まで出会った中で一番素晴らしい先生でした」
      それから六年。またカードが届いた。
      「明日は高校の卒業です。僕は五年生で先生に担任してもらって、とても幸せでした。おかげで奨学金をもらって医学部に進学する事ができます」
      十年を経て、またカードがきた。
      そこには先生と出会えた事への感謝と、父親に叩かれた体験があるから
      感謝と痛みが分かる医者になれると記され、こう締めくくられていた。

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