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- 2025/7/8 11:41
- 二十四節気「小暑」(3)
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- 夏祭りや花火大会には「浴衣」を着る?
「浴衣」は「湯帷子(ゆかたびら)」が略されてできた言葉です。
かつて蒸し風呂だった時代、上流階級の人は入浴の際に、単衣(ひとえ)の衣を着用しました。
これが湯帷子です。
江戸時代になり、湯船に浸かるようになると、湯上がりの汗を拭いたり、浴衣でくつろいだりするようになりました。
その後、夏のくつろぎ着として広まりましたが、現代では、おしゃれ着感覚で着られるようになっています。
夏祭りや花火大会などのイベントは浴衣を着て、出かけてみるのも楽しいでしょう。
昔からあった「酷暑」
「大暑」の前の「小暑」ではありますが、近年は小暑のころには、すでに猛烈な暑さの日が続くようになりました。
夏の厳しい暑さを表す表現の一つに「酷暑」があります。
昔の人たちも、夏の暑さには悩まされていたようです。
当時の俳句からも、その様子がうかがえます。
~静脈の浮き上り来る酷暑かな~
横光利一(よこみつりいち)
~わが寿命ちぢむ思ひの酷暑かな~
吉良比呂武(きらひろむ)
血管や寿命にも影響を与えかねない酷暑の夏。
現代の私たちは、冷房機器を上手に使うなど、厳しい暑さへの対策が欠かせません。
小暑の後に、まだ大暑が控えていると思うと、閉口してしまいますが、熱中症などに対する対策をしっかりとったうえで、夏ならではの風物や行事を楽しんでいきましょう。
監修/山下景子:作家。
『二十四節気と七十二候の季節手帖』(成美堂出版)や『日本美人の七十二候』(PHP研究所)など、和暦などから日本語や言葉の美しさをテーマとした著書が多数ある。
情報提供:ウェザーニュース
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