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- 2025/5/27 21:41
- 帯状疱疹ワクチンが認知症に効果あり?
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- 帯状疱疹ワクチンで認知症のリスクが低下、研究続々、一石二鳥
「どの薬理学的な手段よりはるかに効果的」と研究者
2025.04.11
ヘルペスウイルスの一種で、主に子どもの頃に初めて感染すると水痘(水ぼうそう)、加齢などで免疫力が落ちると帯状疱疹を引き起こす。
帯状疱疹(たいじょうほうしん)のワクチンには、認知症の予防という利点もある可能性が新たな研究によって示されている。
4月2日付けで学術誌「Nature」に発表された研究では、帯状疱疹ワクチンを接種した成人は、接種していない成人に比べ、認知症の発症率が20%低かったことがわかった。
帯状疱疹、インフルエンザ、肺炎などの感染症に対するワクチン接種と認知症リスクの低下を関連付ける研究結果が次々と発表されており、今回の研究はその新たな証拠だと、米テキサス大学ヒューストン健康科学センターの神経学教授ポール・シュルツ氏は述べている。氏は今回の研究に参加していない。
帯状疱疹とワクチン
帯状疱疹はウイルス性の発疹で、ひどい痛みを伴うことがある。
小児期によく見られる水痘(水ぼうそう)の原因となる水痘・帯状疱疹ウイルスが体内で再び活性化すると発症する。
一部の人は、神経痛をはじめとする重い合併症になる。
米疾病対策センター(CDC)によれば、米国では毎年約100万人が帯状疱疹と診断されている(編注:国立健康危機管理研究機構によれば、日本での発生率は年間1000人あたり5人程度で、80歳までに3人に1人が経験すると推定される)。
米国では一般的に、帯状疱疹ワクチンは50歳以上と免疫機能が低下している19歳以上の人だけが接種を受けられる
(編注:日本では50歳以上の人と帯状疱疹にかかるリスクが高いと考えられる18歳以上の人が受けられる。また、2025年4月から65歳以上の人などが定期接種の対象となった)。
ワクチン接種率の正確なデータはないものの、CDCによると、米国では60歳以上の接種率は2008年には約7%だったが、2018年には約35%まで上昇している。
認知症に関しては、55歳以上の米国人の42%が生涯のある時点で発症すると推定されている(編注:2020年に医学誌「Neurology」に発表された研究によると、日本人高齢者(60歳以上)の認知症の生涯リスクは55%)。
情報提供:ナショナル・ジオグラフィック
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