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- 2025/5/21 13:45
- 二十四節気「小満」 (2)
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- 「麦秋」は秋ではなく、初夏
「麦秋」は「ばくしゅう」とも「むぎあき」とも読みます。
「麦の秋」ということもあります。
「秋」という字が入っていることから、文字どおり、秋のことではないかと思う人もいそうですが、この場合の秋は「穀物の収穫の時期」のこと。
初夏は麦が穂をつけ、豊かに実るころで、麦秋はまさに小満と重なる時季です。
正岡子規に師事した、俳人で小説家の高浜虚子(たかはまきょし)は次の句を詠んでいます。
~雨二滴日は照りかへす麦の秋~
雨粒が二滴降ってきた。
しかし、日差しは照り返している。
そこに初夏の暑さを感じたのでしょうか。
本格的な梅雨の前に訪れる「走り梅雨(づゆ)」
梅雨入りする前の5月の末ごろ、梅雨を思わせる、ぐずついた天気が続くことがあります。
これを「走り梅雨」といいます。
そのまま本格的な梅雨に入ることもありますが、一度、回復することが多いようです。
明治時代半ば生まれで、高浜虚子に師事した俳人、水原秋桜子(みずはらしゅうおうし)の次の一句を紹介しましょう。
~走り梅雨水声(すいせい)町をつらぬける~
「水声」は水の流れる音のことで、この句の場合、町を貫いて流れる川音を指します。
梅雨入りを控えた小さな町の様子がうかがえます。
本格的な梅雨、そして、本格的な夏が来る前の初夏の日々。
小満はそうした時季です。
心地のよいこの時季を、街や公園、海や山などで満喫したいですね。
情報提供:ウェザーニュース
- 「麦秋」は秋ではなく、初夏