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- 2008/2/20 3:24
- 【小説】暗いところで待ち合わせ【感想文】
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- 映画版の予告観て興味持った作品なんだけど、生協で立ち読みしてみたら面白すぎてつい買っちゃったのぜ!
なんか最近は小説と言えば山田さんとか携帯小説とかしか読んでなかったので、久々にktkrって感じです。
この作品の主人公達に共感しまくってる俺は寂しい人間に違いないですね・・・
【あらすじ】
視力と父を失い、ひとり自宅で暮らすミチル。家族以外に心を許せず、孤独な毎日を送るアキヒコ。心のどこかで寂しさを感じていたふたり。そして、ある殺人犯として追われるアキヒコは、ミチルの家に逃げ潜む。ふたりの奇妙な同棲生活の始まりだった――。
いやまぁどう考えてもこいつ犯人だし。と、犯人はかなりバレバレ。登場人物がかなり少ないので、犯人特定はEASYを遙かに下回る難易度です。ミステリー小説として読むのはいただけない作品ですね。
その登場人物の少なさも主人公達の閉鎖的な人間関係を自然に感じとらせてくれます。
特にミチルさんの視力障害による外界への恐怖に関心したり。
無免許と方向音痴が合わさって外界がカオスに見える俺はシンクロ率100㌫。
知らないとこって恐いよね!
まぁぶっちゃけ軽くヒッキーなミチルさん^^
彼女はとりわけ深い絶望の中にあるわけでもなく、変化の無い世界で静かに生の終わりがくる事を待ち続けていました。と同時に、自分の世界が変化を起こすことも恐れていたのです。
ちなみに彼女は働いていません。え?それってニーt
いやそんなことでなく。
考えを改め、と言うより抑圧していた矛盾を帯びた感情を認め、外界に耳を澄ませ歩み出すミチルさん。
そしてそれを助けたアキヒロは人間関係とか苦手なタイプ。
もちろん、それに否定的な人間でした。
勝手に隠れ住むアキヒロは、彼女に干渉しないように過ごすものの、何故か歩み寄りをみせる二人の関係。
もちろんそれはミチルさんの内に秘めた人恋しさがもたらしたものなんだけど、彼もまんざらではない感じ。
むしろこのスタンスが彼の本質だったりするわけで、彼もこの生活を通して自身の内面を知るわけです。
要するにだな、、、
これは引きこもり同士が人間の暖かみを知り、マイルームから出るお話なんだ!(なんじゃそりゃ
もちろんそんな二人に共感しまくりんぐの俺が引きこもり体質なのは言うまでもない・・・orz
- 映画版の予告観て興味持った作品なんだけど、生協で立ち読みしてみたら面白すぎてつい買っちゃったのぜ!