ひつじ子さんの日記

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- 2025/7/15 22:14
- 謙信景光がやってきた②
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- 明日香「…えっと、確か謙信景光…だったか？俺をつけてきたのか、仕方ない弟だな…」
  
  〝昔の身体〟と違って普通の人間のように全て終わる頃には息を切らしてその場に座り込んで持っていた魔法瓶のお茶を飲みながらまだ隠れていた謙信景光に話しかけると勢いよく顔を出して…
  
  謙信景光「…ごめんなのだぞ、でもわざわざ本丸を離れてこんな森の中でやらなくてもいいと思うぞ？」
  
  明日香「…俺もまだ自分しかいなかった〝30年前〟の本丸ならそうしたけどな…道場をこれ以上占領する訳にもいかないだろう…
  
  それに〝今の住んでる銀河〟でも真剣を振り回すといろいろ問題がある時代でな…ここでしか〝特訓〟が出来ないんだよ…」
  
  謙信景光「…いろいろ大変なんだな」
  
  明日香「…まぁな」
  言いながら今度は巾着を取り出して、中に入っていた栗きんとんを「食うか？」と包んでいた紙と一緒に渡してくれました
  
  謙信景光「おいしいぞ…」
  
  明日香「…そりゃよかった、久々に作ったから味に自信はなかったんだが…」
  
  謙信景光「！明日香が作ったのか?!凄いぞ！
  …明日香は強いし、何でも出来るんだな」
  
  明日香「…まぁ〝昔取った杵柄〟みたいなもんだしな…
  食べたら戻ろうか…」
  
  謙信景光「わかったぞ…」
  
  明日香「…本丸からここまで獣道だ…顕現して日が浅いから人の体にまだ完全に慣れてないだろう？…」
  
  と、本丸まで手を繋いでくれました
  
  そんな優しさにも感動して謙信景光はすっかり「明日香は凄いぞ！」と尊敬するようになりました…な経緯のある図
  
  急に明日香の片腕を掴んで引き寄せて、目をキラキラと輝かせている景光くん…