〝猿ヶ堂〟さんとモバ友になろう！
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい！
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- 2009/11/2 6:22
- 草木も眠る丑三つ時
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- 近道する為に入ってしまった夜の代々木公園｡ 広さがあるだけに公園内は闇夜に包まれている｡ 静かな公園内に聞こえるのは虫の音だけ｡ ふと見付けた公衆便所｡ 飲み歩いて来たので､ついでに用を足そうと便所へと足を向けた｡ 真っ暗な公園内にﾁｶﾁｶと明かりの切れかかった蛍光灯｡ 夜の公園内の便所を外目から見た､そんなシルエットが妙に肝を冷やす｡ 中に足を踏み入れると尚一層の恐怖心が津波のように襲い掛かって来た｡ 用を足してる最中も気が気でない｡ 背に向けた個室便所の中から､ｶﾗﾝｶﾗﾝｶﾗﾝ…とペーパーを巻き取る音が今にも聞こえてきそうで｡ 心の中で鼻唄でも歌ってはみるものの､どうにも意識が止まらない｡ その時の身震いが生理的なものなのか､心理的なものなのか､分からず終いで滴を切り､急いで便所を後にした｡ 少し離れたところにあったベンチに腰を下ろす｡ さすがに疲れは隠せない｡ 一息ついてると､遠くの方でかすかに人の声がするのに気が付いた｡ 耳を澄まして聞いていると… 「もぉ～いぃ～かぁ～い？」そんなふうに聞こえた｡ しばらくすると､「もぉ～いぃ～かぁ～い？」今度はハッキリと聞き取れた｡ しかも､どうやら子供の声らしい｡ "こんな時間に子供が!?"とは一瞬思ったが､すぐに"親と一緒に遊んでるんだろ!!"と半ば言い聞かせるように結論付けていた｡ ～つづく～ ﾋｯｸ♂
