N3あきさんの日記

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- 2008/11/8 14:20
- 癌告知
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- 今日は仕事が休みで部屋の掃除をしていた。すると突然、携帯が鳴った。母からだった。
  母は泣いていた。
  『おじいちゃん大腸癌だって。かなり大きくて。転移もしてるんだって。手術してもどうなるかわからんってお医者さんに言われたんよ。』
  母から伝えられた事実を聞き入れることにしばらく時間がかかった。そして、涙が溢れた。
  おれが京都に出てきて4年、実家の香川からいつも心配してくれていた祖父母。祖父は昔ながらのｶﾞﾝｺ者。毎日、畑に出て休憩がてら、くわを片手にﾀﾊﾞｺを吸うのが祖父らしい姿。
  そんな祖父が癌になったということが、今も信じれない。
  転移してることは、祖父母は知らない。二人は切除したら、完治してまた二人で畑に出ようと話をしているらしい。
  告知後、父が手術の手配を進めている。母は祖母が気落ちしないよう仕事から帰宅するとなるべく傍にいる。
  弟二人は、癌の勉強と家族の雰囲気を崩さないようにしている。
  おれには何が出来るのか。まず時間を見つけて、実家に電話すること。次に年末、実家に帰って出来る限り、祖父母との時間を大切にしたいと思う。とにかくこの二つ。
  今年の大晦日が、家族7人で過ごす最後の時間となるかもしれない。
  7人で最高の思い出を作りたい。