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- 2009/9/19 0:18
- .hackの世界神話③
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- ―純粋と暗愚―
神々はエルフに地上を委ね、天上に自分たちの国――曙光の都『アーセル・レイ』を創った。
こうして大地はエルフが統べ、天上は神々が統べるようになった。
神々はまた、地上と天上を結ぶ途(みち)を作り、『天上の途(てんじょうのみち)』と名付けた。
天上の途は天上の神々の光を大地へ届ける役目を負った。
神々の光と太陽の光、二つの光に守られて大地に満ちる生命は繁栄の一途を辿り、平和な時代は永遠に続くものと思われた。
が、年月がたつごとに、エルフは自分たちの力は神に匹敵するのだと考えるようになった。そして、ついに空中要塞『フォート・アウフ』を作り上げて神々の国へ狙いを定め、自分たちを神々の国に招き入れ、神々と同じように扱うよう求めた。
ソールは非常に怒り、エルフからその良いところを全て取り上げた。こうしてエルフはどんな生き物よりも愚図でのろまで、ずる賢く、ひ弱で卑屈になった。
ミュリンはこの愚かな生き物をさげすんでこう名付けた。
『卑徒』
すなわち、『人』と。
- ―純粋と暗愚―