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- 2021/8/4 5:26
- 防長回天史493 第25章 兵庫警衛の前半
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- 防長回天史 第二編 嘉永安政萬延記
第二十五章 兵庫警衛の前半
【原文意訳】の続き、
異国船が御備場近くに乗り来ても、かねて公儀に従うようの仰せ出た通り、穏便な取り計らいを為すようにすることが肝要である。
しかしながら戦争の勢いが、相、違い、これなくては時機に応じ防戦を行うことはもちろんの事である。
もっとも抜け駆けの儀は、堅く禁制にするように為す事。
一、病人、病馬などがある節は、他の妨げにならぬように療養を心掛けるようにする事。
一、公用の他、みだりに在町などへ出て行かぬようにする事。
ついては、よんどころ無い用事があり、罷り出るのであれは、その旨、趣きを御目付方へ相、届けるようにする事。
一、又、者の儀は、主人々々から手堅く申し付けられ、もし不心得の輩がある場合は、
その主人が越えて為すようにする事。
右の通り、内意に触れて達しを仰せ付け
られた事。
【*原文意訳・以上】
9月7日、
周布 政之助は兵庫に至り、公儀人・小幡彦七などと議して、真光寺・修善院・長楽寺・薬仙寺・能福寺・世尊庵の数所について、まず、これを借りる(*こと)を約(*約束)し書を以て藩に報じた。
藩は、すなわち大番士・先手物頭・目付・無給士などに発程(はってい・*出立)を命じ、番頭・大和 弥八郎に委任して、警衛の全部の統括をさせて、[総奉行、組頭の二人は
未だ出守に至らない故である。]
砲家・湯原 右門、坪井 隼太を特に番手中に加える。
[目付および徒目付は、9月23日を以て発程(はってい・*出立)し10月5日に兵庫に入り、先手・物頭の二人は、翌(*9月)24日を以て出立し10月6日に兵庫に入り、大番士はその翌(*9月)25日を以て出立し10月4日に兵庫に入り、無給士は(*9月)25日を以て出立し10月4日兵庫に入る。]
(*そして)出役の定員を更定し、番頭1人、大番士21人、医師2日、無給通4人、心添見習7人、先手物頭2人、公儀人1人、総奉行用談役1人、目付1人、右筆1人、大検士
1人、御用方検士3人、公儀所本締役1人、用談役筆者1人、作事方3人、米銀方2人、器械方 兼 仲取方2人、公儀所筆者2人、徒目付2人、賄方4人、供徒士 兼 陣僧2人、膳夫1人、棟梁1人、足軽2組、中間1組とする。
- 防長回天史 第二編 嘉永安政萬延記