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- 2010/7/26 21:29
- となりのトトロ ②
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- ~続き~
多分俺はこの感情、大人になっても(って年齢はもう大人か)ずっと変わらないんだろう。
俺は大人になって、行動範囲が広がったり、使えるお金が増えたり、いろいろな便利な道具も使えるようになった。
けれども「冒険ゴッコ」する時のドキドキだけは、子供の時からちっとも変わっていない。
冒険先が「近所の用水路」から「沖縄」に変わったり、
交通手段が「チャリンコ」から「車」に変わったり、
探検の合間の休息が「チロルチョコ」から「セブンスター」に変わっただけなんだ。
ずっとずっと、俺の人生そのものさえ、「子供の冒険」なんだろうな、と思ったりする。
でもね。
やっぱりそこは「大人になっちゃった自分」ってのも存在する訳で、やっぱり子供の時と全く同じようには、泣いたり怒ったり笑ったりできないとういうコトも知っている自分がいたりする。
そんな時はやっぱりちょっと寂しくなっちゃって、「ちきしょー、メイとサツキ、いいなぁ」
と思っちゃったりもする訳である。
そんな風に「大人の感情」と「子供の感情」が入り混じった歳になって、俺は初めて「トトロ」の本当の良さを理解したのかも知れない。
19歳から一人暮らしをするようになって、
自分のコトを余裕を持って考えられるようになってから、
俺は「トトロ」で号泣するようになった。
それは今まで暮らしていた「トトロの世界(実家)」が、もう俺の暮らす場所にはならない・・・と決めて(知って)いるからかもしれないが。
そうさ、いつまでも子供でいたいなんて考えるけれど、
俺はもう純粋に「子供」のままではいられない。
「大人になれ」と誰に強制された訳でもナイけれど、俺は少しずつ「大人」になっているのだから。
もう全くの「子供」には、戻れない。
ああ、俺がノスタルジックな人間だというコトは、俺自身が一番知っているけれど。
そんなセンチメンタルなコトを考えながら、この日も「まっくろくろすけ」で涙ぐむ。
「となりのトトロ」は俺にとって、そんな映画だ。
- ~続き~