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- 2009/9/19 6:21
- 「
イオンのスーツ 7800円
」
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- そんなTVCMを見た
僕の体を駆け抜けた感情は「恐怖」に近いモノだった
色んな思考が過った。粗利30%として何着売ればこのCMのコストを賄える?ベトナム縫製?テキスタイルは?78000円の間違い?昔愛読した「Hot Dog Press」ではその値段でも“お手頃価格”扱いだったな…就職活動のスーツは親から。Bakers Streetで7万円位だった様な…
「誰が、どんなシチュエーションでこのスーツを着るのだろう」
銀座の売れっ子ママが本に記すまでもなく、身だしなみは人間の基本休日にユニクロでリラックスするのは
だけど、スーツは男の戦闘着。
ビジネスの最前線でプアーな装いをしてたら相手に信用されない。安い服が否定されるのでは決して無い。真剣勝負の仕事の場の正装に7800円の服を着て望む「神経」を疑われる
いくら生活が苦しくてもスーツは必要経費パチや携帯代を抑えても最低限のレベルの服は着ないと
な、何かがおかしくなっていないか
待て、自分に置き換えよう。
億の商談の時、「勝負服」に袖を通すそうでなくても仕事場は僕のハレの舞台。あまりに安いスーツだと自分と仕事が安くなる
いや、逆なんだ、きっと。お金を惜しんでスーツ代をケチる思考だから余計、良い仕事や職場が遠のき、結果給与が上がらない、お金が回らない仕事着にお金を最低限費やすのは一種の先行投資なのに
でも、TVCMというマスメディアで広告する位、スーツ7800円は「アリ」な話になろうとしているのか
本当に、本当にそれで良いのか?その広告は「生活者を幸せにする」モノか?
その消費は生活者の満足に繋がるモノなのか
スマが一番憂慮していた事です
実はマーケティングの世界では「大勢の貧しい層に、利益率の高い低価格の商品を大量に売りさばき、大きな儲けを得る」商売は正攻法で、食品や生活必需品ではよく見られます
ただしそれは、貧しい発展途上国での手法
まさか、それが、日本で…
物価が安くなる=デフレ自体は生活者にとっては良い事それがデフレスパイラルとなり、同時に物を買う購買力(お給料)が下がってくると、負の連鎖はなかなか止められなくなってカナリ危険
まして国力と信用が損なわれ通貨の価値が下がると輸入品の穀物・原油・食料品の値段が相対的に上がって、大変なコトに
考えすぎ、なのかな…
でも大河も最初は小さな一滴だし
『頑張って豊かな生活』マインドが戦後の日本の成長の原動力でしたそれが安いだけのモノに囲まれた結果、向上心を喪失させてないかな
そんな恐怖と不安をイオンのCMからも感じています
- そんなTVCMを見た