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- 2009/7/11 22:08
- 闇が昼をも支配する…
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- 夜の鳥と書いて 「鵺」
得体のしれない恐ろしさを字にしたような鳥は、古事記や万葉集に登場する。
文字通り夜にヒョーヒョーと寂しげで、不吉な鳴き声だという…
昔の人は想像を重ね伝説を生み出す。
平家物語に出てくる 鵺 は、頭が猿、胴は狸、尾は蛇、手足は虎…
恐れが作り出す異形の怪物。
それほど怖い闇夜なのに、闇が昼を支配するなど想像を絶するのではないか…
しかしまれに、そんな現象が起きるのである。
国内で43年ぶりの皆既蝕が近付いてきた。
鹿児島のトカラ列島や奄美大島北部で22日午前11時の数分間、太陽が月に隠れる。
あたりは闇…しかし鵺は鳴かないようだが…
世界が一瞬にして不思議な静けさに包まれる…
その瞬間 ああ 時間が止まったと思うだろう…
この世界で時を刻むモノは、実は太陽の運行であるという平凡な事実を改めて気付くから…
自分が宇宙に存在する宇宙内存在であると即物的に分かる時。
宇宙への畏れを感じる瞬間になれば… -
- 夜の鳥と書いて 「鵺」
一番星みいつけた～
