Manoloさんとモバ友になろう!
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- 2011/2/26 12:10
- 二段目に住む魔物 (完結)
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- その娘の話しで、
僕は確かめる為 加奈に電話をかけた。
しかし、電源が切られているのか?
電話が通じる事が出来ず 後日、会社で 聞く事にすると
店を出て、帰宅した。
その夜
こうちゃんなる人物の事で色々と、考えを巡らせていて
なかなか、眠りに就くことが出来ずに朝を迎えた。
もしこうちゃんが、加奈の婚約者だったら
二段目に住む魔物の話しが、さくらに伝わり
有希から僕に そして僕は加奈に聞こうとしている。
いや、さくらと有希から
加奈の婚約者に伝わったのかもしれない。
そんな事で寝不足のまま
僕は、通勤の為 車を走らせていた。
朝早い時間
車が少ない事もあり
油断した僕は、前をゆっくり走る車に
苛つきを露にして
知らず知らず内にアクセルを踏み込んでしまい
その車を
追い越した。
だが次の瞬間
わき道から出てきた車に 体当たりしてしまう。
僕は、意識が薄れて行く中 さくらの姿を思い出していた。
「桜の花って一輪じゃ、あまり奇麗じゃないけど
桜の木になれば、人を引き付ける花になる。私は桜の木に成りたくて、名前をさくらにしたの。」
と、
何故かさくらは、僕に伝えていた。
完
- その娘の話しで、