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- 2019/8/24 22:27
- ある事例を思い出した
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- ニュース日記 について:
- 学生の頃、授業でこんな話があった。
ある日、山のふもとに有る病院で認知症(当時は痴呆症)の身元不明男性、推定年齢78歳を保護し警察へ連絡した。
本人は衰弱しており、そのまま入院したが「お爺さん」「おじいちゃん」と呼ぶ訳にはいかず、山から来たから『山野さん』と呼ぶ事となった。
『山野さん』の体調も、すっかり良くなり退院する事となったが、行方不明者に該当する容姿の男性は居らず『山野さん』は施設へ入所した。
『山野さん』は社交的で直ぐに施設内の人と馴染め『山野さん』『山のおじいちゃん』と、周囲から呼ばれるようになった。
やがて数年が経ち『山野さん』が亡くなった後、遺品の中から『山野さん』の日記帳が見つかった。
最後に『誰か我を呼んでくれ。本当の名を』と、書き記されていたという。
という新聞記事の抜粋を事例とし、例え痴呆症で自分の名前がわからなくなっていても、本当の名前を呼んで欲しいという、心がある。だから、介護の現場では介助される側の人の事を介助する側は『おじいちゃん』『おばあちゃん』と、呼んではいけません!!という授業だったのだが、こういうニュース見ると思い出すわぁ。
もう、20年以上前の授業なんだけど…。