カ☆オ☆ル☆さんとモバ友になろう!
日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
-
- 2010/9/17 18:37
- 最期
-
- コメント(0)
- 閲覧(21)
-
-
- この間、仕事をしていた時の話です。
私は日曜出勤で、褥瘡(床ずれ)の処置をしていました。
一通りの人の処置を終えて最後に、ある患者さんの褥瘡処置をしました。
その患者さんは数日前に急変したのですが、状態が持ち直し、落ち着いていたので、褥瘡処置をしました。
処置が終わってから、その患者さんのそばを離れようとしたら、私の白衣のポケットを掴んでいました。
いつもはそんなことしないのにと不思議に思いながらも、家族が来ていなくて寂しいのかなと思い、私は患者さんの手を握りました。
するとやはり、いつもは握ってこないのに、私の手を握り返しました。少し元気がなく、寂しそうな様子でしたが、他の処置にも回らねばならなかった為、「寂しいの?大丈夫だよ。」と声をかけてその場を離れました。
…翌日、朝病棟へ行くと、その患者さんは亡くなっていました。
亡くなったということを聞いた時、頭に浮かんだのが、先日の患者さんの様子でした…。
状態も安定していたので、まさか亡くなるとは思わず、とてもショックでした
患者さんはきっとなにか伝えようとしていたのに、気付けなかったという後悔が残りました…もう少しそばにいて話をきくことができなかったかと…
患者さんも自分の最期が分かっていたのかなと思うと、胸が痛くなる体験でした
- この間、仕事をしていた時の話です。