日記・サークル・友達・楽しみいっぱい!
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- 2009/1/3 21:23
- 100円の気持ち
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- 一年くらい前から自転車に乗るようにしています。
その愛車のブレーキの効きが悪くなったので、近所の自転車屋さんへ・・・・。(その位、自分でやれって???確かに。)
それまで自転車屋さんで修理依頼などしたことが無かったので、料金が分からず
「あの~、ブレーキの調整して欲しいんですが。」
自転車屋の親父。
「前後?」(ボソッとつぶやく。)
私
「はい。いくらですか?」
オヤジ
「600円。」(ぼそっ。)
いかにも職人さんって感じですが、愛想が悪いわけではなく、どちらかと言うと話ベタって感じの人です。
店内の新品自転車をみて時間つぶしをしている私。
その横で、
いろいろな工具を取り出し、
いろいろなところに油を差し、
いろいろなところを調整しているオヤジ。
その仕事振りは、今にも自転車を分解しそうな勢いです。
とても600円の仕事をしているようには見えません。
オヤジの作業が終わり、
「いろんなところにガタがきてたから、調整しといたよ。乗ってみな。」
乗ってみて驚いた。
うまく表現できないのですが、「歯医者に行って歯のメンテナンスをした後」のような・・・
自転車が「しゃきっ!」としていました。
オヤジさんがいろいろなところを調整してくれたお陰です。
「あの~おいくらですか???」と私。
「600円。」とオヤジ。
財布の中から600円を出し、更に100円を渡して
「これでコーヒーでも飲んでください。」と私。
「おう!ありがとっ!」とオヤジ。
すばらしいサービスに出会い、その感動を伝えたかった100円です。(わずかですが。)
オヤジの受け取り方も粋だったので、自転車屋さんを出た後もいい気分になりました。
わずか600円の仕事。
しかもブレーキの調整のみなら数分で終わる仕事。
しかしオヤジは妥協せず全力投球。
お客様の期待を超えるサービスの提供は、受ける者にとって感動を与える見本みたいなお話でした(^_^)v
- 一年くらい前から自転車に乗るようにしています。