§デコッパ§さんとモバ友になろう!
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- 2011/8/1 21:25
- 今日クラスの女子が話してた怪談が怖すぎる
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- あるカップルが砂浜で遊んでいた。夏休み中なのか学生らしい集団がバーベキューを楽しんでいる。
学生の一人がカップルに声をかけた。食材が余りそうだから一緒にどうぞというお誘いらしい。
カップルは最初は遠慮したが学生たちの気さくな雰囲気にしだいに打ち解け食事を楽しんだ。
しばらく食事を楽しんでいるとカップルの彼氏の方の様子がおかしい。目をふせ黙り混み箸も止まっている。
心配になった彼女はこっそりと声をかけた。すると彼氏は青ざめた顔をあげ小さく言った。
「俺が叫んだら走って逃げろ」
意味がわからず困惑する彼女に構わず彼氏は再度小さく言葉を繰り返し念を押した。
そして彼氏は叫んだ。
「逃げろ!」
意味はわからなかったが彼氏の必死の形相に気圧され彼女は必死に走って逃げた。息が切れるまで走り学生たちの姿が見えなくなった所で彼女は後ろを振り返った。彼氏が遅れて息を切らしながら走ってきて彼女の横に並んだ。
「ねぇ、なんで逃げたの?」
彼女は尋ねる。
「……あいつら皆左手で飯くってた」
彼氏が言うには幽霊は生きている時と逆の行動を取るらしい。右利きならば幽霊になった後は左利きに。彼らは全員が左利きだった。それを見て彼氏は幽霊だと悟ったらしい。
「危ないとこだったな」
額に汗を浮かべた彼氏が彼女に言った。
「ほんとあなたのおかげ、すごいわ」
感心した様子で言う彼女は手の甲で拍手をしていた――
- あるカップルが砂浜で遊んでいた。夏休み中なのか学生らしい集団がバーベキューを楽しんでいる。