軽No.1さんとモバ友になろう!
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- 2011/4/19 22:09
- 4月の雪。
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- 雪が降っている。
先の休日、もう大丈夫だろうとタイヤ交換した愛車、軽No.1で走る帰路は薄っすらと雪景色。
滑るんじゃねーか?滑るんじゃねーかと、芸人殺しな文句が否応無しに脳裏でリフレインする。
閑話休題。
今日の午後、雨の中震災見舞いに東京から訪れてくれた関係団体のお偉いさんの乗った車を先導し、被災地石巻の取引先を訪問した。
「これは酷い……。こんなに酷いとは思わなかった」
涙を滲ませながらそういう彼らをよそに、渡波地区にある全壊した我が社の支店前に車を停め、瓦礫の中を歩いた。
つーか、これでも大分マシになったんだよとブツブツいいながら。
まさか外を歩かされるとは思わなかったオレは、傘を用意していかなかったのでずぶ濡れとなった。
連中は相手先のアポを取っていなかったらしく、目的地に到着するも先方の社長には会うことができない様子で困っている。
その社長と面識のあるオレは、彼らのために直接アポを取ってやり再度車に乗り込んだ。
ただ、次の目的地は地盤沈下のために満潮になると浸水してしまうエリアを通らなければならない。
満潮まであと1時間。
近くまで行くと、もう海水は崩れた岸壁から居住区へと向ってそのエリアを広めつつある。
「間もなく満潮の時間を迎えます。さらに今は大潮の時期で水位はいつもより高くなりますので、もしかするとしばらく訪問先で足止めを余儀なくされるかもしれません。私はこれで失礼させていただきます」
そう言ってオレは先にその場を後にした。
震災の爪あとは、今でも被災地を苦しめその傷はまだまだ癒えることはない。
せっかく津波の被害が軽かった居住区でも、満潮になるとその庭先が海になってしまう。
海面よりも沈下してしまったそのエリアをかさ上げし、海水から守るなんて不可能だ。
無傷の家があるのに……。
4月の雪。
宮城でもこの時期に雪が降るのは珍しい。
もう桜も咲き始めているのに……。
街の復旧はだいぶ進んできたが、場所によってはまだ電気も通っていないところがまだまだある。
春の訪れは寒さからの開放と喜んでいたのにな。
何もこんな時に、季節外れのなごり雪など必要ないのに。
そういえば、3月11日も雪だったと思い出した。
そんな感じで。
- 雪が降っている。