ドリファさんとモバ友になろう!
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- 2023/8/20 21:39
- ほんとうにあった奇妙な物語 伍
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- 中に入り受付を済ませ女将を待っている間辺りを見廻していると壁にある案内板が目に止まった
病院と契約の部屋は一階の奥に大部屋が幾つかあって、二階は一般用が幾つかありその奥に契約の個室が四部屋、二人用は?と見ていくと離れた位置にあるちょっと妙な造りだな~と見ていると女将が来て案内されるまま階段を上がり一般用の前を通る、昔ながらの造りらしく、すりガラスのある引き戸が並んでいて奥に障子が見える、図面の通り突き当たりを曲がって〝ウッ〟と思った、そこは裸電球が一つあるだけの薄暗~い通路で両側は物置、その奥に部屋がある、妙な造りだったのは元々物置きだった所を突っ切る形で通路を造り部屋を増築したからなんですね~。
入ってみると横幅は一畳半くらいで縦にベッドがニつ並んだ長細い部屋、ちょっと違和感はあったけど二人用の部屋を一人分で貸して貰えたので我慢。
正面の窓を見ると海が見えて景色が綺麗だな~と思いつつフト左側の窓を見ると隣の古びた民宿があり男子トイレが2メートル程先にある、ちょっと残念だな~と思った。
とりあえず正面の景色は綺麗だけど奥のベッドはトイレの真横、どうせ宿泊中はゲーム三昧、景色も関係無い、手前のベッドを使う事にして早速ゲームを始める。
それから約一週間ちょっと経っても一般用はいつも空き部屋で誰も泊に来ない、物置き通路は相変わらず薄暗くちょっと怖い雰囲気だ。
食事は朝ご飯、晩ご飯とも一階の食堂でみんな一般に食べる、一般用のテーブルと患者さんのテーブルは食べ物の制限もあり別々だ、食堂もやっぱり一般の人はいつも居ない。
そんなある日の夜遅くトイレに行った帰り一般用が並んだ部屋の一室に灯りがともっている〝いつ来たんやろ?〟トイレに行く前は暗かったハズ、トイレに行った短時間の間に来たのかな~しかもこんな夜遅くに、とは思たけど少しは二階が明るくなったと内心ホッとした。
すりガラスの向こう側障子が少し開いていて子供らしき影が横切った、おそらく四、五才くらいかな~?親子連れが泊まったんだな~と思いながら部屋に戻りいつもの様にゲームをしていると丑三つ時真夜中2時頃〝ガチャ〟ドアの開く音がした、風で開いたのかな~、もしかしてさっきの子供がゲームの音にひかれて見に来たのかな~?と思いながらもゲームに熱中していたからキリのいいトコまで少しやってから、そうだな~2、3分?
- 中に入り受付を済ませ女将を待っている間辺りを見廻していると壁にある案内板が目に止まった