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- 2023/8/20 21:31
- ほんとうにあった奇妙な物語 参
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- それから約一週間ちょっと経っても一般用はいつも空き部屋で誰も泊に来ない、物置き通路は相変わらず薄暗くちょっと怖い雰囲気だ。
食事は朝ご飯、晩ご飯とも一階の食堂でみんな一般に食べる、一般用のテーブルと患者さんのテーブルは食べ物の制限もあり別々だ、食堂もやっぱり一般の人はいつも居ない。
そんなある日の夜遅くトイレに行った帰り一般用が並んだ部屋の一室に灯りがともっている〝いつ来たんやろ?〟トイレに行く前は暗かったハズ、トイレに行った短時間の間に来たのかな~しかもこんな夜遅くに、とは思たけど少しは二階が明るくなったと内心ホッとした。
すりガラスの向こう側障子が少し開いていて子供らしき影が横切った、おそらく四、五才くらいかな~?親子連れが泊まったんだな~と思いながら部屋に戻りいつもの様にゲームをしていると丑三つ時真夜中2時頃〝ガチャ〟ドアの開く音がした、風で開いたのかな~、もしかしてさっきの子供がゲームの音にひかれて見に来たのかな~?と思いながらもゲームに熱中していたからキリのいいトコまで少しやってから、そうだな~2、3分?
ゲームを置いて振り返るてドアが少し開いてる、誰も居ない、やっぱり風だったかな?古いドアだし緩んでたりするのかな~と思いながらドアを閉めて、念の為引いたり押したりしてしっかり閉まっている事を確認、再びゲームをしてると暫くしてまた〝ガチャ〟ドアが開く音がするんだ、ちょっと怖くなって直ぐ振り返る、また少し開いているがやっぱり誰も居ないし風も無い、開くハズがない風も無いし緩んでも無い、念の為確認もした開くハズが無いんだ…
恐る恐るドアを開けて〝ウ~ッ〟背筋がゾ~っとした一度も消えた事の無い裸電球が消えて真っ暗なんだ、球が切れたのか?そう思いながら恐る恐る真っ暗な中を進んで端にあるスイッチを入れてみる〝点いた〟誰が切ったんだろ?
- それから約一週間ちょっと経っても一般用はいつも空き部屋で誰も泊に来ない、物置き通路は相変わらず薄暗くちょっと怖い雰囲気だ。