ややそんさんとモバ友になろう!
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- 2011/11/18 18:52
- 人間の威厳が
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- 夕飯に、買っておいた赤身を食べようとしたの。
卓袱台に白米と赤身を乗っけて拝み、
「ヘッヘッヘ。
お魚の赤身を独り占めしちゃうもんね」
と独り言を言いながら食べようとしたんだ。
匂ったんだろうね。
sisterクー(猫ちゃん)が何処からともなく現れて、
僕の足元でかしずいてジッーと僕を見つめてきた。
その澄んだ瞳は、
「アタチ、信じてるから」
と言っているかのようで……。
負けそうになってしまったわ。
「これは僕の御飯だからあげない」
「僕が食べちゃうんだから」
と心の中で呟き、赤身を箸で摘み、口に運ぼうとした。
だけど、独りだけ食べることに罪悪感を感じて、
シスターの顔に目を向けると、
「お兄ちゃんのことちんじてる」
みたいな表情を相変わらずしているわけで。
負けました。
クーちゃん、お兄ちゃんの負けです。
お兄ちゃんが美味しいのあげちゃうからねぇ。
とクーちゃんに切り身をあげようとしたら、
クーちゃんの野生に火がつきました……。
箸に挟んでいた赤身を「アイアンクロー」で叩き落としてぶつを奪い、
更に
「クーちゃん、め。机の上に乗ったらお兄ちゃん怒るよ」
と警告しているのに、
机の上に乗って残りの赤身も彼女は召し上がりになりました……。
シクシク、
卓袱台に顔を伏せながら僕が泣いていると、
クーちゃんは僕の膝に乗っかってきたよ……。
で、喉をゴロゴロとならしているの。
飼い主の威厳。
僕にはなかったりする……。
- 夕飯に、買っておいた赤身を食べようとしたの。