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    • 2012/9/28 21:15
    • ヒーローとマスメディア;劇場版TIGER&BUNNY
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    • 先日劇場版TIGER&BUNNY The Beginningを拝見(TVシリーズは未見)。体調が優れなかった故にしっかり観れていないかもしれないが、以下雑感。

      冒頭シーンのカメラ位置とか触れたい場所は何箇所かあるけれど、矢張り1番は、ヒーローとメディアの関係である。

      先ず、ヒーローとはなんであろうか?

      正義の味方?強い熱血漢?色々あると思うがヒーローが成り立つにはある条件が必要だ。そう、敵の存在である。ヒーローは敵が居なければ成立しない。

      "敵を倒す"それが彼等をヒーロー足らしめるものだ。敵が存在しないヒーローはヒーローでは無い。また敵とヒーローのパワーバランスも重要になる。勝たなくてはいけない以上、強過ぎてはいけないし、弱過ぎてもその強さを印象付けられない。

      巨大怪獣無き世界ではウルトラマンはヒーローになれない。人間が敵(マフィア等)の場合、戦闘をするには破壊のスケールが違い過ぎる。寧ろウルトラマンは人間の敵としてガメラのように排斥されるであろう。この世界のヒーローは等身大(仮面ライダー、スパイダーマン等)になる筈だ。

      (尚、この面について自覚的なダークナイト3部作は、それから一歩進んで、バットマンは平和を希求するが、ヒーローであるが故にその在り方として敵が現れてしまうジレンマを描いた傑作であった。)

      TIGER&BUNNYで目を引くのは"ヒーローが戦う一部始終が生放送の番組になっている"ということだ。

      どういう放送体系かは画面から読み取れ無かったのだが、この番組はその性質上事件が起こることを前提にしている。つまり、ヒーローが倒す敵としての犯罪者が求められているのだ。

      その上、エンターテイメント番組として視聴者からは、より派手な事件、凶悪な犯人が求められる。

      映画で死者が出るような事件は取り上げられなかったが、実際にはあるに違いない。ただ画面からは無視されていて、ヒーローの勧善懲悪劇を写すだけだ。しかもこの番組は視聴率が高く人気だという。

      この構造、湾岸戦争当時問題となった、ニンテンドウ・ウォーと称されたミサイル攻撃映像群とメディアの関係と、何処が違うであろうか。

      僕は風刺や皮肉としてただ笑ってはいられない気がするのでした。
      ---------
      軽快なテンポで進むエンターテイメント性の濃いアニメ映画。良作

      ★★☆☆☆/星2

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