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    • 2012/8/14 20:21
    • 映画評:ムカデ人間2
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    • この作品は前作ムカデ人間のファンである駐車場警備員のマーティンが、ムカデ人間を作るという映画である。

      ジャク・ラカンによれば"欲望"とは他者の欲望を欲望することであり、「人の欲望は他者の欲望である」、と。

      この映画の骨子はマーティンがムカデ人間を作りたいという欲望で、それは前作ムカデ人間のハイター博士(他者)の欲望になっている。

      彼は幼児期に父親からレイプされたトラウマを抱えている。明確な模写は無いものの、母親の言動から父親は、息子に嫌気がさして罪を犯し、収容されているようだ。

      一般的に父親は法や社会性の象徴とされる。(それに対し母親は許容等の象徴)

      画面に父親は映らない。
      ここに"父の不在"が現れる。

      ただ、実父が居ないというだけだ

      作中、精神科医も言及していたが、マーティンはムカデ人間を観ながら自ら陰茎に対して自傷行為をしている。

      心理学者であるラカンは父親の命令の事を「父の名」と呼び、それを受け入れる過程を「去勢」とした。幼児の全能性であるファルス(陰茎)を傷付けるという意味でそう呼ぶ。

      そう、マーティンに取っての父とは、ハイター博士なのだ。

      最後のオチは……だったんだと思う、うん。言わないけど。

      画面に炸裂するゴア模写、スカトロ、スクリーム。確かにショッキングではあるが予想していたこともあって楽しめた。というか全体的に笑えた。"自分で爆竹を鳴らしたようなショッキング感"とでも言うべきか。

      画面作り、音使いは前作よりも気が効いていたんじゃないかしら。

      【満足/★★☆☆☆/星2】

      何だかピエル・パオロ・パゾリーニ監督の「ソドムの市」が観たくなった。パゾリーニ3本セットがAmazonで安かったから今度買おうかな。

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