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    • 2016/8/18 5:23
    • 愛すること、⑩
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    • 「もう大丈夫ですか?心の傷は……」
      そぉっと聞いてきたのは檀家さん。
      私とあまり変わらない年齢のお兄さんだ。

      父親はチャベで
      檀家さんに色々話してしまった。
      それでも、檀家さんは
      まっすぐに聴いていて下さった。
      その翌月にそのように
      優しく声をかけて下さった。


      檀家さんの仏間の床の間には
      まだ若かっただろう女性の遺影が飾られている。
      その前に置かれた山のようなお供えが、
      その人を今でもどれだけ大切な人なのか
      物語っている。


      辛いのはみんなそれぞれ
      でも、優しい言葉をかけて下さった。

      黒衣を着た猫背の未熟な尼は
      恥ずかしさと思い遣りの暖かさを
      同時に感じて不思議な気持ちになった。

      私がこうしていては、いけない。
      強がりなのかもしれないが
      勝手に口を着いて出た言葉が
      「皆、亡くなった方々から養われてきた
      事実を大切にして生きていくんですね」
      みたいなことだった。
      ほとんどが受け売りだ。

      それでも私はまた一人で泣いたりするので
      宣言ではない、強がっているのだ。

      檀家さんのお姿に教わる。

      大切な人が命を終え、
      嘆き続けた日々を過ごしても、
      忘れないまま、大切にしたまま、
      命を自分に問い生きる。
      優しい言葉を掛け合いながら。


      私は、お勤めとは別にパートで働いている。
      ある日、優しい女性のお客さんが来てくれた。
      そのお客さんは、初対面の私の分まで
      飲み物を買ってきて下さるような
      すごく優しくて面白いかただった。

      ふと、彼女は自分の爪の先が黒いことを気にしておられた。
      「午前中梅干しつけてたの、今日本当に忙しくて」

      「では、今日はとても充実しておられたんですね」
      と返すと「そういう考え方もあるね!」と言っていただけた。

      私は愚かにも、この人なら、
      と思って、りじぇのことを話してしまった。

      お客さんだった彼女は私の話を
      まっすぐ聴いてくださった。
      そして自分の犬さんも亡くした時のこと
      何も片付けられなかったこととか
      いろいろ話してくださった。


      「でも、神栩さん見てると、ものすごくその子を大切にしてたんだなって分かります。
      その子の寿命は短かったかもしれないけど、ちゃんと命ひとつ一生分、愛されてたんだなーって。」


      お客さんは、涙ぐんでる私に
      親身になってそう言ってくださった。


      会ったばかりの人でも
      共感していく優しさをと
      その大切さを教えられた。

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