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    • 2016/7/26 1:11
    • 愛すること、⑦
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    • 四十九日、ちゃんとお勤めをしてもらったが
      得度してるはずの二人が一緒に勤めないとは何事だ
      と父と大喧嘩になった。

      僧としてより、家族を亡くしたということの
      方ばかり気になっていた。
      でも、父にとってもあの子は家族だ。

      そんな喧嘩を知ってか知らずか、
      りじぇは四十九日目の夜に
      母の夢に現れ、とってもリアルな夢で
      りじぇと頭をくっつけたり遊んだりしたらしい。
      羨ましく思う半面、
      幸せそうなりじぇの話に
      すごくほっとした。


      そんな日もすぎ、三ヶ月目の手前ごろ

      私の顔はかなり暗いらしく
      店長に心配させてしまい、
      その話を聞いて
      遊びに誘ってくださった、
      憧れの女性の先輩から
      ランチのテーブルで
      警鐘を鳴らされた。

      私は遠目に見ても
      かなり暗い顔をしているらしい。

      『猫ちゃんが心配して、離れられないよ。
      成仏できないよ』
      と言われてしまった。
      (今の私にとって『成仏』という単語は、私を更なる疑問に導くが、先輩はもちろん、天国に無事に辿り着くという明るい意味で言って下さっている)

      暗い顔をしてたら、お客さんも来ないよ

      そう言われても、うまく笑えない私に
      先輩は、自分の兄も三年前に亡くしている
      ことを話してくださった。
      まだとても若い。

      「冷たいかもしれないけど、
      誰だって何かしらあるんだよ。
      辛いんだよ。だけど顔に出さないようにしてるだけ。
      店長さんも心配してるし、
      あなたの家族もすごく心配してるだろうから
      ちゃんと謝って心配かけないようにね」

      分かってても分からない。

      「親と猫ちゃん、どっちが死んだら
      辛いかって親じゃん?」

      とまで言われた。
      分からない。
      どっちも身を切るように辛い、
      後を追いたくなるくらい辛い、
      という回答は通じないのか。

      しかし、先輩が伝えたいのは
      まだまだ沢山の大切な人や
      あなたを大切に思う人がいるのだから
      今はその人たちのことを大切にして、
      前を向くしか無いよ、
      ということである。
      そして、
      亡くした方から頂いてきたことを
      捨てる訳じゃなく誰かと振り返って
      明るく話せるように、と。

      『命終えても胸の中で生きてる』
      って単語は、独りよがりのようで
      嫌いだった。
      実際は、
      その命に教えられたことを
      大切な愛しい思い出と共に
      生きていけることを『胸の中で生きてる』
      と言えるのだろう。

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