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    • 2010/12/10 8:01
    • おこめつぶこと人志
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    • 読書なんてものを知らないという程までに、本に疎かった私を変えたのは、ある友人に勧められた一冊の小説でした。
      その小説は伊坂幸太郎氏の「ラッシュライフ」でした。
      読書に慣れない私が悪戦苦闘し、時間をかけて、やっとの思いで読み終えた時、凄まじい、自分にとっては前代未聞と言っても良いほどの感動を覚えたのです。

      「小説はこんなにもおもしろいのか!」

      今までの人生を損してしまった気分でした。読書の楽しみ、小説の面白みが私を変えたのです。

      それから半年ぐらい後になりますでしょうか。
      ラッシュライフを勧めてくれた偉大なる友人から、「ラッシュライフ」を圧倒する程の感動を私に与えてくれた小説の紹介を受けたのは「ラッシュライフ」紹介から1年後でした。
      その大いなる感動を与えてくれた小説とは、三浦綾子氏の「氷点」でした。
      私は今まで読んだことのない、小説に込められた重苦しさを感じたのです。作者の必死な信仰を通しての想い、そして何よりも人間の原罪について丁寧に描写され、人間の醜さ故の登場人物の葛藤による家庭の崩壊、登場人物の葛藤の上での憎しみ、怒り、悲しみ、いらだち、失望といった様々な要点が結集され、それらが他人を憎んだことのない、悪口すらも言ったことのない、清廉潔白な少女さえも、心を氷のように冷たく、凍えさせてしまったという重苦しさに驚きと、悲しみ、感銘を覚えたのでした。

      文学と言う最高の芸術作品を通して、人間に対する見方や、今まで考えてもいなかったような事を私に考えさせてくれたのでした。
      読書歴も僅か1年程度の私ですが、偉大なる友人のおかげでその短い期間がとてもとても濃度の高い、濃密な時間へと変換してくれたのです。

      改めてその友人に感謝します。

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