ユカコロ★さんの日記

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- 2010/7/20 6:09
- どうか安らかに
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- 16年前、我が家は震災にあった。まだ小学生だった私はどれだけすごい事だったのかはその当時知る余地もなかった。震災から一ヶ月経ったか経たないか、街がちょっと落ち着きが見えだした頃、父親と一緒にテレビを見ているとあるローカル番組でニュースをやっていた。『震災で飼い主を失った動物が保健所に集められている。保護しきれなくなり毎日何頭か安楽死させられている』と。いてもたってもいられなくなった私は腰の重い父親を説得し、保健所に連れていってもらった。そこで一匹の犬と出会った。その犬は私の目を見つめ尻尾を振り膝にしがみついてきた。他にもたくさん居たはずなのに、私にはその犬しか見えなかった！その時愛犬エスは我が家の一員となったのです。たくさん散歩行きました。たくさん一緒にじゃれあいました。いっぱい思い出作った。かけがえのない家族でした。高校を卒業しエスを実家に預け、社会人となりあまり会う機会はなくなりました。父親の仕事の都合で祖父の家にて飼われるようになり、すっかりじいちゃん子になったエスに会うのは正月くらいになってしまいました。それでも会うと尻尾振って寄って来てくれた。ほんまにかわいい家族だった。今年二月その祖父が亡くなりました。末期の胃がんだったみたいです。そして今日エスもじいちゃんの後を追うように老衰の為亡くなりました。じいちゃんが寂しいからって連れていっちゃったんかな。ばあちゃん一人残してじいちゃんずるいよ。また大切な家族がいなくなってしまった。生と死は切っても切れない関係なんです。うしなわれる命があり、新しい生命が宿る。望まれ生まれる命、望まれず虐待され親のエゴにより短い人生に終止符を打つ命。ここまで読んでくれた方、学生や社会人などいろんな方がいるでしょう。これから親になるかたもいるでしょう。親は子を選べても子は親を選べません配偶者とは紙切れ一枚で他人になれますが、親や子はそうはいきません。責任持ちしっかりした大人に育ててあげましょう。望んでもできない命もあります。望まない命だとしても列記としたあなたの分身なんです！たくさん可愛がってあげてください。明日と言う日はエスが見ることができなかった一日なんです。エスの分も一生懸命生きよう。昔駅伝選手だったじいちゃんとエスは今頃かけっこしてるんかな。
  ほんまにたくさんの思い出をありがとう天国からみんなを暖かく見守っていてください。