★いっく☆☆さんとモバ友になろう!
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- 2010/8/17 13:55
- 初恋
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- 正式に入部してからというもの、意外と楽器の扱い方や楽譜の読み方、演奏の仕方など…覚える事が山ほどあって、大変だった。
しかも一年生限定で体力づくりと称し、学校の裏山一周のランニングがあり…文化部なのに運動部と変わらないぐらいのハードさだった!
そんな毎日に少しずつだが飽き飽きしながら練習をしていたのもあり、なかなか上達せず杉原先輩に毎日注意され続ける日々が続いた―
そんな状態だから一年生のくせにサボったり…少しずつ吹奏楽から離れようとしていた。
ある日―
―パン!パン!―
顧問の堀江先生が手を叩き注目させる。
堀江「じゃあ…夏の地区大会のメンバー発表する。」
レギュラー入りしてるのはほとんどの2、3年生の先輩。あとはパート事に足りない人数を一年生から数名が選ばれた。
堀江「弦バス!杉原!」
杉原「はい。」
堀江「吉井!」
一瞬何がおこったかわからなかった。
堀江「吉井。わかったか?」
美優「あっ…はい…」
他の代表に選ばれた一年生は大喜びしている中…私は重圧だけ感じていた。
楓「―これから大変よ。スパルタでいくわよ。」
先輩はボソッと呟いた。
私はますます気を落とした…。
それから夏の大会にむけ壮絶な練習が始まった―
中学生には難しいとされている曲を自由曲に選択したのもあり、課題は山積みだった。
そんな中―バス担当の弦バスと金管楽器のチューバが合同でパート練習をする事になった。
理由は微妙なバスの不一致―
まぁ原因は私かなぁ…と思っていたが、そんな事は誰にも言えなかった。そして不安を抱えながらもパートでの練習が始まった!
弦バスは私と杉原先輩の2台。
チューバは3年生の先輩2人と1年生から1人選ばれていた。
1年生は2人いるのだが選ばれたのは彼だった…。
―渡 達哉―
クラスが違う為部活動だけの付き合いだった…。
同じ初心者で一年生選抜なのにも関わらず彼は素晴らしい演奏をする人だった。
美優「渡くんて…上手でいいよね…」
思わず本音をポロリと呟いてしまった!
達哉「吉井はもっと練習真面目にして自信をつけたら?」
―かなりきつい一言だった―
もちろん私の中での彼の第一印象は最悪だった!
(嫌なやつ…。)
それがいつしかあんなにも好きに変わるとはこの時思いもしなかった―
- 正式に入部してからというもの、意外と楽器の扱い方や楽譜の読み方、演奏の仕方など…覚える事が山ほどあって、大変だった。