★いっく☆☆さんとモバ友になろう!
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- 2010/8/16 23:50
- 初恋
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- 彼女はフルートを担当している先輩だった。
吹奏楽の木管楽器の花形とも言えるフルート部門には、人気が集中していた。
美優「古関先輩…フルートにはかなり人が来てますが、募集人数超えたらどうするんですか?」
優花「ん~。みんな初心者だろうから、最終的にはジャンケンかなぁ?」
美優「何人必要なんですか?」
優花「フルートは今2台しかないから、2人かなぁ~」
私はふと、フルートに集まっている人をみたらすでに4人いた。
(フルートは…無理っぽいかな…)
優花「名前なんだっけ?」
美優「吉井美優です!」
優花「吉井さん!ゆっくり見て、もし吹奏楽やりたいなら歓迎するわ!」
美優「ありがとうございます!」
優花「木管楽器には、フルートとクラリネットとサックスがあって、金管楽器には、トランペットとトロンボーン、ホルン、ユンフォ、チューバがあって打楽器はパーカッションと呼ばれているのよ。」
説明を聞きながら、楽器をみていた。
ふと―視線を外に向けると、音楽準備室に女の先輩がいた。
扱っていた楽器は優花先輩の説明にはなかった。
美優「先輩。準備室にいる先輩の楽器ってなんですか?」
優花「あ~。あれは弦バスと言って、楽器名はコントラバスよ。」
(よくオーケストラで見るバイオリンのデカいやつだ!)
優花「吉井さんは背が高いから弦バス似合うかも!」
そう言いながら私を音楽準備室に連れていった。
優花「杉ちゃん!新一年生なんだけど、弦バス見せてあげて」
楓「わかりました。」
そう言ったのは、弦バス担当の2年杉原 楓だった。
少し無表情に近い笑顔で、接して来た先輩は…のちに私の天敵となる人だった―
- 彼女はフルートを担当している先輩だった。