エルらんデスさんとモバ友になろう!
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- 2012/10/12 19:49
- 「ヤタガラス」
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- 「ハイ!」
麗は北村の一言で気を引き締め動き出す
2人が数分ほど男の姿気配を探していると、突然インカムから先ほどの天真爛漫な声が響く
「せんぱ~い!聞こえます~?」
その声の主に北村が
「そんな大きな声を出さなくても聞こえている!普通に話せ」
「すみません…だって…ブツブツ…ブツブツ」
ブツブツ呟く声に耳の中が痒くなってくる
「解った!いいから話せ」
「あっ!ハイ」
「先ほど緊急ヘリが到着して2人とも搬送されました。で、封鎖策定中の中野チームから連絡でマガツヒの反応が周辺から検知されないのとネストからの障気レベルが安全値に下がっていて。それは、こちらでも確認してるんですが…空気中の霊子力反応もナノレベルで安定してるそうです。それで、本部からは私達に撤収命令が出ました。後は北村チームと中野チームに引き継いで帰ってこい!です…。」
「解った。これから麗を連れてそちらに戻る。ベースはすぐに撤収準備」
「了解しました!」
通信は途絶えた…
「待って下さい!」
麗が北村に言いかかる
「心配するな…俺達が全力で捜す。お前もすでに限界だ!後は俺達に任せろ」
月並みな言葉だが一番正しい判断である事に間違いはない、怪我人も出て自分自身もとっくに限界を越えている
従わうのはもちろんだか今の自分では何かを見落としてしまう危険もある
「わかりました…」
気持ちも…足も重い…
疲れきった体を引きずる様にこの場を後にする
麗達が去った後…さらに人数も増え増え続けて北村チームの指揮の下、捜索調査が継続される。その中には自衛隊や警察の姿も見える
「待って下さい!」
麗が北村に言いかかる
「心配するな…俺達が全力で捜す。お前もすでに限界だ!後は俺達に任せろ」
月並みな言葉だが一番正しい判断である事に間違いはない、怪我人も出て自分自身もとっくに限界を越えている
今の自分では何かを見落としてしまう危険もある
冷静な判断だか…心の中では不甲斐ない自分に悔しさが満ち溢れている
「わかりました…」
気持ちも…足も重い…
疲れきった体と心を引きずり…この場を後にする
- 「ハイ!」