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    • 2012/10/8 10:55
    • 「ヤタガラス」
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    • 第一簡【序章】

      黒い存在は麗達には目もくれず男を計る様に浮遊している

      この沈黙の中、男は…
      (……ってか、ヤバっさっきのめっちゃ格好良かったんちゃうん)

      浸っていた…

      数分が経ち
      「なぁ…臭いヤツ!このままどっか消えてくれへん?」
      (会話なんて出来るわけないわな…)

      《きさま…烏か?》
      それは、声ではなく…とても低い音で楽器を使って会話をするように聞こえる

      (こいつ!話せる)
      男に驚いた様子はない
      「カラス?ってか話せるんやったら話しは早いやん。とっとと、どこかに行っ……」黒い存在の音が男の話しを遮る

      《烏でもなんでもいい…我喰らう…喰わせろ~》

      「って、人の話は最後まで聞けや!」
      (あかん…無理やな…)

      男は突然右側へ走り逃げ出す
      (逃げるが勝ちや!)


      《どこだ~っ!》
      黒い存在は不意を突かれて男を探している

      《逃げるな~》
      黒い存在がまごついてる間に男との距離がかなり離れていく

      (ん?あいつ、目は見えない!)
      男はハッと立ち止まり黒い存在に向きを変え動きをピタリと止める

      《最後まで喰わせろ~》
      男の匂いを嗅ぐ様に必死に探す

      (最後まで?さっきの連れの男か…こりゃぁ、逃げられへんか…)
      何かを思う様に息を吸い込む男

      《そこかーー》
      男の気配を嗅ぎ分け真っ直ぐに男へ動きだす

      「しまった!」
      (かなり久しぶりだ…今の俺にやれるか?嫌…やらなきゃ…やられる!)

      突然両腕を横に広げ右掌をカッと開く
      「右手に光…」
      ブー…ォー・ウィンウィンウィン
      男の掌が光だし握れる程の球へと変化していく

      (よし!いける!)

      次に左の掌をカッと開く
      「左手に闇…」
      ブ…ブブブ…ブ
      黒い小さなモヤがかすかにかかっている
      (こっちは…無理か…)

      ウォオーウォオーグウォウォー
      黒い存在がすぐ20m位まで、確実に近づいてきていた

      (なんとかなれや~っ!)
      男は両腕をそのまま後ろへ回し掌の物を黒い存在へ投げつけた
      「ぶっ飛べーーっ!!」

      光の塊と闇の塊がお互い捻れあいながら…それでいて決して触れる事はなく真っ直ぐ飛んでいく。黒い存在の目の前で光と闇が重なり合う…まるで星が形作られる様に渦を巻きながら辺りの空気を取り込んでいく。黒い存在も例外ではなく一瞬にして飲み込まれ光は徐々に小さくなっていき消えてしまう。次の瞬間、突如爆発し轟音と共に爆風が衝撃波となって辺りの木々をなぎ倒していく。

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