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- 2010/7/12 1:08
- 【ネタメモ?】ヤンデレ的な書き殴り【短編?】
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- 罪ちゃんに影響されて書き殴った。
後悔はしてないが反省はする←
「あのさぁ」
何事も無かったように、ふいに彼が口を開いた。不自然な程に高音の、まるで敢えて明るく見せかけているようなその声は、淀んだ空気に清らかな波を立たせる。さっきから、やけに耳障りな音が響く空間に。
「君はこの前僕のことが好きだと言った」
私は振り向く。彼は微笑んでいた。優しそうな目には柔らかな光が浮かんでいる。
「じゃあさ」
彼が顔を近付けた。吐息が頬に当たった。まるで肉食獣に追い詰められた草食動物のように、私の体が強張る。耳元で彼が囁いた。
「 」
何て言ったのか私には聞こえなかった。いや、鼓膜は空気を通して確かに振動した。私の頭が理解することを拒否し、戸惑ったのだ。彼の言葉が私の脳にゆっくりと染み込んだ。
満足げな表情で彼が体を遠ざけた拍子に、先ほどから見えなかった向こう側が覗けた。彼に感付かれないように、視線だけを横に動かす。
先ほどから続く耳障りな音。その原因が分かった気がした。
相変わらず、彼は微笑んでいた。
- 罪ちゃんに影響されて書き殴った。