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- 2010/7/10 21:57
- 久々の読書感想文だよー!☆キラッ
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- 今日貴志祐介氏の『青の炎』を読み終えました。500ページ近くあるのに、徹夜で三日くらいで読んでしまったことに少し後悔(´・ω・`)
この『青の炎』は嵐の二宮君主演(櫛森秀一役)、松浦あやがヒロイン(福原紀子役)で映画化もされた作品。
櫛森秀一は17歳の高校二年生。ある日、離婚したはずの母の再婚相手である曾根隆司が寄生虫のように家に居着いてしまう。母親や妹に対し暴力を振るう曾根に秀一は憤り、殺害の完全犯罪を計画する。その怒りの炎はめらめらと赤く輝く火ではなく、静かに燃えつつも赤い火よりも遥かに高温である、青の炎だった……。
犯人=主人公のいわゆる倒叙式推理小説ですが、主人公が高校生ということもあってか青春小説のようにも感じました。
舞台となる神奈川県の由比ヶ浜、鎌倉、藤沢市の描写がとても綺麗でまるで自分がそこにいるかのような感覚になります。
犯行を決行する際の逡巡や、どこか高校生らしい稚拙さや未熟さ、そして「誰かを守るために法を犯す」という使命感がひしひしと伝わりました。
また、紀子への恋慕、その気持ちと罪悪感との葛藤……そのどれもがリアルで、自然と引き込まれてました。
完璧に思えた犯行計画も小さなミスから破綻し、崩壊。全てを悟った秀一は紀子に別れを告げ……。
ラストの場面は感動物でした。
貴志作品は『十三番目のペルソナ』『黒い家』『天使の囀り』『クリムゾンの迷宮』とホラー系は一通り読みましたがミステリ物は初めてでした。
東野圭吾氏の『容疑者Xの献身』のような雰囲気もありましたね。登場人物の年齢は全く違いますが(´ω`)
…とにかく本好きにはおすすめ!
ミステリ物なのに恋愛要素もあり泣ける作品だから、まだ読んだこと無い人は読むべきだと思います(`・ω・´)
やっぱり貴志作品は外れが無い。映画版も観たいなあ。
村上春樹のノルウェイの森とか、湊かなえの告白も読まなきゃ…
あと一年前くらいに買ってそのままのパラサイト・イヴも。(笑)
という久しぶりの読書感想文的な日記でした。
以上!
- 今日貴志祐介氏の『青の炎』を読み終えました。500ページ近くあるのに、徹夜で三日くらいで読んでしまったことに少し後悔(´・ω・`)