ﾋﾟﾝｷ@みｰくﾀｿさんの日記

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- 2011/3/24 15:37
- ありがとう、さようなら
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- この言葉の重さ、大切さを学びました。
  一昨日、おばあちゃんの三回忌で親戚が集う中
  おばあちゃんの兄弟の次男が亡くなりました。
  76歳でした。
  6人兄弟で、お兄さん、おばあちゃん、次男、三男、次女、三女…
  上から順に亡くなってるんだけど…
  
  おじさんは11月に体調を崩して病院に行ったとき
  肺気腫だと言われたそうで、手術をすれば治るって言われてたらしいけど
  自然の力に任せるっていって拒んだそうです。
  でも2月に入ってようやく肺癌だったことに気付き(つまりは誤診)そのころには喉頭癌も併発,あちこちに癌ができて,手の施しようがなかったそうです。
  だからもう抗がん治療はやめて家にいたそうで。
  3月の初めに余命2週間と言われ初めて家にも連絡が来て,9日にお見舞いに行ったときは元気そうにしてて
  意識もはっきりしてた
  首元は癌がいっぱいだったし髪の毛は抜け落ちてて頭も凹んでたけど
  こんな早く亡くなるとは想像できないくらい。
  きっと、我慢してたんだよね。
  
  今日のお葬式でね
  おじさんが元気だったときの写真がｽｸﾘｰﾝに何枚も映されて、最後の最後に闘病してた時の、ﾎﾝﾄに最期の写真が映されて…
  孫と一緒に笑ってた。
  辛いのに、もう自分はいなくなるってわかってるのに笑ってた…
  
  出棺前に花を添える時に
  おじさんの奥さんが
  小さな体で、泣きながら
  「お父さん、ありがとう…ほんとにありがとう…長い間…」
  って言ってたのを聞いて
  もらい泣きしそうになったよ。
  おじさんには小さな頃ちょこっとお世話になったけど、普段の生活とかはなんにもわかんない
  だけど奥さんがね、ありがとうありがとうってずっと言ってたのみたら
  きっと最後の最期までいい旦那さんだったんだなって思って
  かなり感動したよ。
  おじさんは冷たくなっちゃったけど空気はあったかい空気に包まれてた
  棺の蓋をするときに
  奥さんが
  「お父さん、ありがとう、さようなら。」
  って名残惜しそうにいったんだ。
  きっとあたしが今まで聞いたどんなさようならよりも深かったよ。
  最期の方は、おじさんにつきっきりで介護してたのに…ありがとうって純粋に思う奥さんの心は美しいなって思った。
  こんな別れ方は辛いけど、羨ましい夫婦だなあって思った。
  
  おじさん、今までお世話になりました。
  おばあちゃんをよろしくね。
  もう少し、自分のことも考えてくださいね。