キリン13さんとモバ友になろう!
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- 2012/1/23 5:11
セクシーフィッシング
第⑥話
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8時を回っただろうか俺はある事に気づいた
酒がすすんでその事実に気付く事から
遠ざかったのだろうか
いや、繰り返し竿をふった腕の痛みが教えてくれたのだろうか
月明かりに照らされたタカの顔は
同じ事を察したのだろう
俺はその事実を口にする決心をした
キリン『これ海老撒いたとこに落とさなきゃ意味ないよね(´_>`)』
タカ『だよなこれじゃただご飯あげにきた人だよな(゚ω゚)
』
キリン&タカ『HAHAHA~(゚゙+゚゙)』
その事実に気付いた二人だが腕が休まる事はなかった
ついに時がきたのだ
爆釣れタイムが
キリン『ウハハハハ(゚゙+゚゙)
』
タカ『すごいぞこれ(`゚ω゚)』
さっきまでのが嘘かのような釣れ具合しかし食べる以上に釣る必要は無い
釣った魚は7匹
名前は地方に寄って違うらしいが
まずはカサゴが二匹
そしてウマズラハゲと言うただの悪口やん…
そんな悪意しか感じられない大きな魚が3匹
後はグレと呼ばれる魚が二匹
色が黒く歯が鋭いからグレてる
そういう意味だろうか
サーファーのギャル男みたいなイメージだ
タカ『刺身は任せた(;`皿´)』
キリン『まかせろ(;`皿´)』
カサゴは正油とみりん砂糖で煮付け
ウマズラハゲボケカスはよく知らないので焼く
グレは刺身一択
幼稚園児の飯事レベルの包丁を捌きを魅せるキリン………………できた
キリン&タカ『いただきます(´;ω;`)ブワッ
』
涙が出たね…思えば昨日の夜以来のまともな食事
感謝…感謝の気持ちだ
幼い頃親に口うるさく言われてきた『いただきます』の意味を
今改めて思い知る
この時点で酒は半分以上を消費したが
魚の身一切れ残す事はなかった
…そして今こそ言う
キリン&タカ『ご馳走様でした(´;ω;`)』
…夜風が冷たいしかし心は暖かい
しかししかし身体は洒落にならんくらい寒いので
ここで眠るのは命に関わる
酒を飲んでる以上車を動かす訳にも行かず
てか車内泊すればいいんじゃね
などの甘えは許さないのがナルシス道
しかしナルシストといえば自分に甘いので車に積んである毛布を持ってくる
これに二人でくるまり身体を寄せあい
眠る作戦に出る
本当の
闘い
が…始まらねぇよ
続く