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    • 2012/9/28 23:04
    • ルイナス後後編
    • コメント(1)
    • 閲覧(30)
  • "アバター"
    • まさかの4分けになると思わなかったww
      これそんなに長い話だったかww
      読むのは前編からね



      その時目の前が白くなり

      私は現実世界に戻ってきた。


      目の前を見ると巣の中で雛が鳴いていた。

      危うく鳥に殴りかかる所だった。

      雨が強く降っている。

      そうだ…今のは廃墟の記憶だ。私は何もする事の出来ない世界。



      この廃墟でそんなことが在ったのか…。

      よく見るとこの辺り、あの辺り
      床の色が違う。恐らく血なのだろう。



      これが廃墟の伝えたかった事なのか。


      「きてくれてありがとう。」

      廃墟が私に話しかけた。

      「あのあとかなしくなり、わたしはかぞくのはかをつくり、うめました。
      わたしはあのおとこをゆるさない。」

      それは私も同意だ。

      私も記憶を見せて頂いて理解した。家族の行く末を。

      しかしこれはもう百年も前の事件であろう。私にはどうする事も出来ない。



      「いいえ、あなたはわたしがここでつたえたことをみんなにつたえてほしいのです。」


      この廃墟の謎を明らかにするという事か。

      「そうです。よろしくお願いします。」


      そういって廃墟の声は消えた。



      その後私はあらゆる人にこの廃墟の事を伝えた。




      だが誰も信じなかった。



      廃墟の声を聞いた?
      廃墟と話した?
      廃墟の記憶を見た?


      そんな現実離れした事が起こる訳がない。

      確かに私が体験したのは現実離れしている事だ。

      中には
      本当にそれを体験したのか?と聞く人もいる。

      そう言われると私は少し考える。

      本当に私は記憶を見たのだろうか。声を聞いたのだろうか?


      もしかしたら自分が勝手に作り出した幻覚、幻聴だったのかもしれない。最近そう思えて来る。


      遂に私は廃墟について話す事をやめた。

      あの事についてあまり思い出したくない。


      廃墟は今も謎に包まれているという。


      廃墟や人影の霊達は成仏されず
      今も伝えてくれる人を待ち続けている。

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