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    • 2008/9/19 20:44
    • 【小説】純愛14 放課後の…
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    • 『私はテツの事すきだけどなぁ』
      コテに衝撃の走る一言だった。
      静かな教室の中、一瞬の沈黙が走り、ハナは何事もなかったかの様に日誌を書いている。
      【今のは何だったんだろう…空耳?聞き間違え?】などコテは頭の中でぐるぐる考えていた。
      『み みどりさん?』
      『ん~?なぁに~?』日誌を書きながらハナは答えた。
      『今のって…』と、言いかけた時、最高のタイミングで【ガラガラ!】と、ドアがあいた。
      『お!なんだぁ?二人っきりで怪しいなぁ~』
      二人をからかう様に入ってきたのはきしけんだった。
      『ううん?そんな事ないよ?テツに用事でしょ?もう日直の仕事も終わるし。あとは日誌を先生に持ってくだけだから私やっとくよ。じゃあそのまま部活に行くね~。じゃあねテツ。』
      …ハナはそういうとそそくさと教室を出ていった。
      『あの~コテさん?もしかしてかなりタイミングわるかった…?』
      『い いや、大丈夫…別に何かあった訳じゃないし…』あからさまに動揺していた。きしけんはそれに気付き
      『お!なんだぁ?俺らの間で隠し事なんて~らしくねぇぞ~?言ってみ?』流石は長い付き合い。性格を知り尽くしている。コテはゆっくりとあった事を伝えた。
      『なるほどね。よかったじゃん!けどそれだけだとなんか【良い友達だよね】的な感じにもとれるなぁ。なんにせよ嫌われてないなら告白だな!』
      『簡単に言うなよ~気にするとダメなんだよ…』
      『知らねぇぞ~?まぁ良いけどな?後悔はすんなよな?じゃあ俺も部活もどるな?』きしけんはそういうとグランドに戻っていった。【告白をする】今までは簡単に出来たコテだったが『フラれたらどうしよう』と、不安で不安で仕方なかった。
      この勇気のなさが後に重大な結果をもたらす事となる…

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