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- 2010/10/17 2:58
- 多剤耐性菌に思う日本の感染症医療の問題点
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- ニュース日記 について:
- 抗菌薬の使い方が日本は三流なんだよ
エンピリック(培養結果出るまで取り敢えずいろんな菌を殺せる抗菌薬を使う)はいいが、起炎菌同定しても(悪さしてる菌が培養で判明)、抗菌薬を起炎菌目的に狭めないで広い抗菌薬使いまくる。
むだに広くカバーすると耐性菌の作る原因となる。
また、日本では風邪に抗菌薬なんてクレイジーな医療がある。
風邪はウイルス性疾患であり、抗菌薬はいらない(抗菌薬はウイルスには効かない、ウイルスは抗ウイルス剤しか効かない)のである。
また、その抗菌薬選択もお粗末きわまりない。
何でも効くからなんとかマイシン処方とか(何でも効くなんてありえない)、熱が37度だから〇〇マイシン、熱が40度だから〇〇マイシンとか熱やCRPを基準に抗生剤を出すバカ医師も未だいるのである。
また製薬会社の言うとおり出す医師も多い。
これは長い間感染症医療教育が日本に不在だったからである。
日本人医師が感染症医療について学ぶ必要があるし、患者も風邪で抗生剤を要求するようなクレイジーな事をやめるべきである。
ドイツ人やオーストリア人は風邪で抗生剤を出してほしくないと医師に言う。
CMで風邪に抗生物質を使う事の弊害を宣伝しているのだ。
その結果この国に耐性菌はない。
日本もCMしたらどうでしょう。
内閣府や厚生労働省や医師会のみなさん?
参考文献
抗菌薬の使い方、考え方ver2 岩田健太郎、宮入烈
Dr岩田の感染症アップグレード抗菌薬シリーズ第一巻