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- 2015/3/18 11:14
- マウスを殺る
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- 精神科での治療が効いてきたのと、診断書を出し過重労働を免除してもらったおかげで楽になり筆を取っている
ERやジェラシックパークの原作者マイケルクライトン医師が書いた小説『緊急の場合は』で生化学を研究する医師が出てくる。その医師は実験のためにマウスをたくさん殺さねばならないのだが、どの方法が一番よいのかを全部試したのだそうだ。
確か過麻酔(クロロホルムを大量に吸わせ呼吸を止める)や頭をトンカチで殴る方法、ギロチン等である。行き着いたのは肉切り包丁で首ちょんぱが一番いいという結論だという。
迅速にできるからだとさ
かなり古い小説だからよかったのかも知れないが、どれもこれも動物愛護の観点から現代では許されない方法ばかりだ。トンカチやギロチン、肉切り包丁が非倫理的なのは自明であるが、何故クロロホルムはダメなのか。気道刺激性つまり眼や鼻や喉がツンツン痛み痰など気道分泌物が出る。つまるところ苦しいのだ。これはエーテルでも同じで現在エーテルやクロロホルムは使ってはいけないことになってる
が、多くの研究者はエーテルを使う。安いから。研究というのは金がかかる。少ない研究費で研究するためにはケチケチせざるを得ないからだ。自分もエーテルで殺した経験はあるが、確かに顔を擦りながら息が絶えるので出来れば違う方法が望ましいはずだ。
苦痛の少ない殺し方としてはイソフルランやゼボフルレン、バルビタール等気道刺激性のない麻酔薬による過麻酔や頸を強く引っ張りながらひねり脱臼させる頸椎脱臼(以外に難しい。失敗すると痙攣で苦しみながら死ぬ。うまくやれば即死。自分は失敗した経験しかない)、二酸化炭素吸入による窒息等があり、うちは二酸化炭素吸入を使っている。円柱状の容器が二酸化炭素のボンベのチューブと連結できるようになっており、蓋を締めてボンベをひねれば二酸化炭素が出て、そこにマウスを入れて数分後には窒息で亡くなる
ご遺体を袋に回収し、死体用の冷凍庫にしまうか、臓器や細胞を取りだし実験に使う
この方法で私は何百、何千匹のマウスを黄泉の国へと送った
私の日常の一つである。文系の人とかは知らないだろうから書いたが意味はあるのだろうか
これで退会させられても別にいい。ほとんど使わないからだ
- 精神科での治療が効いてきたのと、診断書を出し過重労働を免除してもらったおかげで楽になり筆を取っている