~ヒゲ~☆さんとモバ友になろう!
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- 2009/6/3 4:25
- 神よ…
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- 『僕はキミの為なら喜んでこの身を捧げるよ』
私は溢れ出る涙を抑える事は出来なかった。
それは仕事中に起こった。
私は腹の調子が悪くなりトイレに駆け込んだ。冷たい物を飲みすぎたせいだろうか。幸い用を足したら腹の具合は良くなった。
仕事中に長い間トイレに居るのはマズイ。サボリだと思われてしまう。
しかしトイレットペーパーがない。いつもは予備が備え付けてあるはずなのだが。
『仕事中だ。誰も来やしない。』
私は尻を出したまま隣のトイレへ。ここにも無い。
私は焦りはじめた。
どうやらトイレの中には無いようだ。
(´・д・`)…
その時私は事の重大さに気づいた
『OhMy
God
』
神よてゆーか紙よ
Σ(゚Д゚;)
トイレの片隅でこう叫ぶ。
『誰か助けて下さい』
しかし今は仕事中。誰も来ない
困り果てた私は壁に貼ってあるポスターを見つけた。
『仕方ない。これでなんとかしよう。』
ポスターを剥がそうと手を伸ばしたが…
鼻クソが大量についている
Σ(゚Д゚;)
『アホかどんだけ鼻クソつけてんだよ
』
もはや八方塞がり。
私はある決意をする。
『パンツで拭こう…』
私はパンツを脱いだ。
愛用のパンツだった。しかし別れの時が来たのだ。
その時パンツが私に語り掛けてきた気がした。
『僕はキミの為なら喜んでこの身を捧げるよ』
私は溢れ出る涙を抑える事は出来なかった。
パンツの想いに答えるべく私は拭いた。力一杯拭いた。ゴシゴシ拭いた。
…ちょっと血がついていた。
そのパンツを便器へ…
詰まらないか少々心配だったが生地の薄いパンツだったので無事流れた。
お気に入りのパンツは暗黒の世界へ吸い込まれて行った。
悲しみを乗り越え、背筋を伸ばし、凛とした表情で仕事場へと私は歩みを進めた。
そして誰にも語るまい。
私が今ノーパンだという事を。
終
- 『僕はキミの為なら喜んでこの身を捧げるよ』