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    • 2014/8/15 10:17
    • 太宰のこと
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    • 盆と正月には父の実家に行くことにしてる。今年も一泊してきた。太宰治の隣町だ。
      父の父、おじいちゃんが80歳すぎてもまだ健在でいる。他に父の兄と妹がいる。今年は父の従兄弟が来た。父の兄弟もそうだが、おじいちゃんの兄弟や、亡くなったおばあちゃんの兄弟はやたらと多い。当然、父の従兄弟はたくさんいるようだ。

      ここの家系は複雑だ。おじいちゃんは婿に来た人であり、当時は跡継ぎがなく年寄りが多く、おばあちゃんと二人で頑張ってなんとかやりくりしたそうだ。
      いつもの如く、父の従兄弟に家系についての話をしている(笑)
      父がいた頃は、祖母が何人かいて、誰が誰なのかわからなかっだそうだ。
      その他にも、「東京の父さん」と呼んでる人がたまに来ていたそうだ。
      今回はその人の話だ。

      おじいちゃんがテーブルに何冊かの本を持ってきて置いた。「太宰治の弟子とか言ってるが、あれは…」ぶつくさと悪口を言っている。
      俺はその人には会ったことがない。正月にこの家に来てその人からの年賀状を見て、なかなか芸術的な人なんだなという印象を持った程度だ。それが、あの太宰治の弟子?
      さっそくおじいちゃんが持ってきた本を読んでみた。太宰治の言語録だ。その本にははっきりと書いている。「東京の父さん」は東京でまだ本すら読んだこともない太宰治に会いに行き、弟子入りを希望した。
      太宰に弟子がいるのは聞いたことがなかった。何人もいると知って驚いた。
      その席で上座に座らされ、酒に酔って間抜けな質問をして注意されたそうだが、太宰に「◯◯君のような場を賑わしてくれる人は貴重なんです」みたいに言われて、その後弟子となって交流が深まって可愛がられたようだ。


      東京の父さんはこの家で育った人だ。
      俺はこの家で育ってはいないが、やみくもに太宰治にハマったのは何かの縁があるってことか?

      ここの家系は複雑すぎてなかなか理解するのは難しい。
      父と東京の父さんとは血の繋がりはない。婿のおじいちゃんとはもちろん、元々この家のおばあちゃんとも血は繋がっていない。
      俺が太宰治が好きなのは、やはり不思議な縁なのだろう。

      この人の違う本を一冊借りてきた。生い立ちについて書いてある。
      それについてはまたの機会に書く。


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