ﾀｶﾁｮｮ-♪さんの日記

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- 2011/2/7 20:31
- 手が臭いのぉ(追記してみた)
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- 僕は料理が嫌いじゃない。というか、割と好きだ。
  とても自慢できるほどのレベルではないが、男としてはヤレるほうだと思う。
  
  仕事帰りにスーパーに寄ったらば、黒々と光るスルメイカが目にとまった。198円と決して安くはないが、久しぶりにイカをさばいてみたくなった。
  半身は今宵の肴として刺身で喰おう。もし肝が綺麗な色ならば､塩辛にしてみよう。
  
  胴体の中に指を突っ込み、肝をはがし、足を握り締め、エイッと引き抜く。
  包丁で切れ目を入れ、肝を絞り出してみると、ふむふむ、悪くない。
  エンペラ(頭の三角の部分)をつまみ、またしてもエイヤッ。皮を剥ぐ。
  いつもは面倒くさくて、ゲソは皮を剥かずにバターで炒めてしまうのだが、今日は根気で剥いてみた。吸盤のイボイボも切り捨てる。
  
  ここまでの作業に30分も費やしてしまった。相変わらず手際が悪い。
  
  半身をわさび醤油にて食してみる。うむ、ねっとりまったりこりこりむにむに。へへへ、旨いや。
  
  絞り出した肝を、酒、みりん、醤油、塩、味噌にて味を整え、残りの半身、エンペラ、ゲソを投入して和え和え。
  すぐに喰ってもイケるが、一晩寝かせて明日の肴にしよう。
  
  料理上手になる秘訣は、とにかく食うことに興味を示すことだ｡
  
  これ、どうやって作るんだろ？
  この味付けはどうやるんだろ？
  うわ、まずーい。どうして不味くなっちゃったんだろ？
  サッと茹でただけのが歯ごたえイイぞっ!!
  作りたてより一晩寝かせたほうがウマい!!
  等々。
  
  母親から教わった料理は多々あるが、イカのさばき方と、塩辛の作り方は教わっといてよかったなぁ、と、しみじみ思う。
  
  しっかし、手がイカ臭い
  
  追記
  
  ２時間ほど寝かせた塩辛を、冷たい純米酒と共に食してみた。
  
  うむむ、むはは、こりゃこりゃ｡
  
  臭み全くナシ。
  塩加減、申し分ナシ。
  ねっとりと、まったりと、こってりと、舌に絡みつくように、したたかに、しかもくどくなく､酒とのハーモニーを醸し出す。
  
  そう、四分音符と八分音符がスタッカートして、ト音記号をメゾピアノちっくに管弦楽と吹奏楽にしたような味、と言えば解りやすいだろう。
  
  明日は柚子の皮を細かく刻んだものを散らして、香りも楽しみながら食べてみよう。
  
  また一歩、アルコール中毒への道を歩んでゆこう。