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- 2011/4/3 19:42
- 東日本大震災 火葬
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- 死亡推定時刻3月11日15時頃。
3週間以上経ったいまの状態で上がった遺体ですが
覚悟はしていました。
「遺体の状態はひどいので本当に見ても大丈夫なんですね。」
と、葬儀屋さんに何度も確認されました。
それでもいいからと、見るか見ないか迷っていましたが、見ました。
親族全員後ずさりをするようなくらいの状態でした。
ばあちゃんだとはわかりましたが、
生前の面影がなさ過ぎて、ひどい状態の遺体でした。
ばあちゃんの変わり果てた姿、
額から顔にかけて20センチ近いに大きな傷がつき、頬がくぼみ、
優しかったばあちゃんが、骨と皮だけの状態になり、
本当に痛々しい傷とあざだらけで、
まるで誰かに虐待でもされて殴り殺されて、
切り刻まれ、拷問死したかのような本当にかわいそうな遺体でした。
顔もまっくろになり、ほんとうに・・・かわいそうでした。
普通のきれいなままの遺体ではありません。
他の部位は損傷がひどいので見せられないといわれ、
銀色のシートの中に入れられたまま、顔だけでしたが見ることができませんでしたが、
顔だけで何が起こったのか十分に状況がわかりました。
俺も遺体を見た瞬間、唖然とし、時が止まっていましたが、
母さん、母さんとばあちゃんに呼びかける母の声が聞こえて、一気に思いが爆発して
耐え切れず、涙が一気に出ました。
苦しかったんだろうな。ばあちゃん。
本当にかわいそうだった。
戒名もつけることができず、本名のまま火葬をとりおこないました。
それに加え、こういう非常事態ですから、ほかの方達と同時の火葬になり、
ひとつのお経で何人かを弔いながら火葬するという形になりました。
これから、49日なども未定。
なにもかもが未定です。
叔母だけは見つかりませんでした。
今日でアメリカ軍と自衛隊の遺体を探す活動も終わりと聞いています。
叔母はきっと遺体が上がらないでしょう。
悲しいです。
あの遺体を見てしまうと、ほんと、悲しすぎる。
ほんとうに惨い。
人が寿命を迎えるという形で、亡くなることができたら、それはきっと幸せなことだったんだろうと思う。
人としてそういう最後を迎えさせたかった。 -
- 死亡推定時刻3月11日15時頃。
